『カッコーの巣の上で』【ネタバレあり】あらすじ
クリスマスが訪れ、浮かれたマクマーフィーは女性達を病院内へ連れ込んで、患者たち数名と酒を飲みながら騒いでいた。その騒ぎに加わっていた一人で、マクマーフィーのお気に入りであるビリーという患者は、女性の一人に好意を寄せていた。
そのことに気付いたマクマーフィーは、女性にビリーと性行為をしてほしいと頼む。その頼みを承諾した女性とビリーが入った部屋の前で待機していたマクマーフィーは、眠気に負けてうとうとと眠りに落ちる。
翌日、事の次第を知った婦長から、ビリーは厳しく責され、そのショックでビリーは命を絶ってしまう。ビリーの死を受けたマクマーフィーは怒って取り乱し、婦長に躍りかかって首を絞め殺害しようとする。その行為が原因で、彼は隔離される。
一方、以前マクマーフィーから脱走をしようと誘われたビリーはついに脱走を決意し、マクマーフィーの隔離が解けるのを待っていた。
しかし、ようやくビリーの前に現れたマクマーフィーは以前の彼ではなく、しゃべることも意思疎通もできない廃人と化していた。彼にはロボトミー手術が施されていたのだ。
そんな彼の無残な姿を目にしたビリーは、マクマーフィーをその場で絞殺し、窓から外の世界へと旅立っていくのだった。