原作ファンも納得の配役
華麗な刀捌きで次作にも期待大
刀を使い、ワノ国の文化を取り入れたシモツキ村出身のゾロ。緑髪だがやはり日本のイメージが強く、「日本人に演じてほしい」そんな我々原作ファンの願いをかなえてくれた作者・尾田栄一郎と制作陣に感謝したい。
海外制作映画での日本人は、アジア人と括られ、他の国の俳優がキャスティングされることが多い中、今作では日本人を起用し、さらに原作のゾロの特徴と同じく、切れ長二重な新田真剣佑を起用したことが大成功だった。
さらに身長も初期のゾロと同様に、178cmというスタイルで、あんなにもクールに腹巻きをできる彼にしか、ゾロは務めることはできないだろう。また、刀を使ったアクションシーンも華麗で、彼のおかげで日本=刀という印象を、世界に強く再認識させることができた。
今作のゾロは技名を言わず、サンジやルフィの「強い戦士は技名を叫ぶ」という考えをバッサリと否定。かっこいい技名を聞けないのは少し寂しい気もするが、それが逆に寡黙で強い“サムライ”を感じさせる。
先日続編の制作が公式に発表されたが、次作では和道一文字のみを使った獅子歌歌や、九刀流・阿修羅弌など、どのように披露してくれるかと期待に胸が膨らんでいく。