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原作との違いは? モデルとなった実話とは? 映画『ジョーズ』徹底考察&評価。舞台となった村&恐怖をあおる音楽の秘密も解説

text by 編集部
映画『ジョーズ』の撮影現場の一幕

映画『ジョーズ』の撮影現場の一幕【Getty Images】

ジョーズ

3.5

演出:
17点
脚本:
15点
配役:
11点
映像:
14点
音響:
17点

スティーブン・スピルバーグ監督作品『ジョーズ』のあらすじ、ネタバレあらすじに加え、演出・脚本・配役・映像・音楽の5つの観点から徹底解説。続編の『ジョーズ2』はひどい? モデルとなった実話は? 原作との違いは? 多角的な視点からその魅力に迫る。<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>

『ジョーズ』のあらすじ

『ジョーズ』に登場するサメ【Getty Images】
ジョーズに登場するサメGetty Images

アメリカ東海岸に位置する静かな町『アミティ島』。ある夕暮れに、ビーチパーティに参加中の23歳女性であるクリッシーは、一人で薄暗い海を潜っていた。

しかし突如何者かにより、水中へと引き摺り込まれ行方不明となる。翌朝、クリッシーの死体の一部が浜辺で発見される事件が起こった。

アミティに赴任して間もない警察署長マーティン・ブロディは、検死によりサメに襲われた可能性が高いと情報を聞き、直ちにビーチの閉鎖を試みる。しかし町の有力者・ボーン市長らは夏の観光収入は町の大きな収入源だとブロディの意見に反対する。

その結果、ビーチは閉鎖されることなく、検死報告書も市長の要望により変更され、ボートのプロペラ事故に書き換えられ事件は終わりを遂げようとしていた。しかしその数日後、大勢の人々が目撃する中、少年アレックス・キントナーが次のサメの犠牲となり、これで町に人喰いザメの存在が知れ渡った。

少年の両親は、愛する息子を失った悲しみから息子の復讐を企て、サメに3,000ドルの懸賞金を提案。ブロディは混乱を招く可能性を指摘し、その提案に反対する。

しかしブロディはサメの被害を知っていたにもかかわらず、適切な措置を講じなかったとキントナー夫人に責められる。同時に、地元のプロのサメ・ハンターであるクイントは、かけられた懸賞金が低すぎてサメの存在を舐めていると批判し、10,000ドル以上でなければ動かないと宣言。

結果、多額の懸賞金に誘われ町の住民だけでなく、島外からも素人のハンターたちが殺到することとなる。

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