宇宙人が弱い…ラストの意味と意外な裏テーマとは? 映画『サイン』徹底考察。「つまらない」と酷評の理由と元ネタも深掘り解説
text by 編集部
イラスト:naomi.k
サイン
2.5
- 原題:
- Signs
- 製作年:
- 2002年(アメリカ)
- 監督:
- M・ナイト・シャマラン
- 脚本:
- M・ナイト・シャマラン
- 撮影:
- タク・フジモト
- 音楽:
- ジェームズ・ニュートン・ハワード
- 配給:
- ブエナビスタ
- 上映時間:
- 107分
- 演出:
- 11点
- 脚本:
- 12点
- 配役:
- 13点
- 映像:
- 11点
- 音響:
- 10点
映画『サイン』を演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底解説! メル・ギブソン、ホアキン・フェニックスらアカデミー賞主要6部門受賞歴のある有名俳優出演。M・ナイト・シャマラン監督が「宇宙人による侵略」をテーマに手掛けたSFホラー映画の真の魅力、そしてその結末とは? 〈あらすじ キャスト 考察 解説 評価〉
『サイン』のあらすじ
舞台はアメリカの田舎町。元牧師のグラハム・ヘス(メル・ギブソン)は、数年前に不慮の事故で妻を亡くし、信仰心を失った。
グラハムの家には、息子のモーガン(ローリー・カルキン)、娘のボー(アビゲイル・ブレスリン)に加え、義弟のメリル(ホアキン・フェニックス)が住んでいる。
メリルは野球選手であったが若くして引退。現在は、グラハムと共にトウモロコシ農場を経営しているが、近いうちに軍人に転身したいと思っている。
ある日の朝、グラハムとモーガンは子供たちの不在に気づき、辺りを捜索。モーガンとボーはトウモロコシ畑に突如現れたミステリーサークルを見ていた。
ミステリーサークルの出現以降、グラハムの周辺では奇妙な出来事が多発する。飼っていた家畜は凶暴化し、窓の外に現れた人影は不自然に姿を消す。
テレビの報道によると、世界のいたるところでミステリーサークルが出現し、異常現象が報告されているとのことだ。グラハムは一連の騒動が宇宙人の仕業であると直観するのだが…。