不吉な予感に満ちたハワードの旋律ー音楽の魅力
本作の音楽を手がけるのは、ジェームズ・ニュートン・ハワード。『シックス・センス』や『ハプニング』など、数々のシャマラン作品を手掛けてきたおなじみの作曲家だ。
ジェームズは、「サイン」という本作のタイトルらしく、不吉な予感に満ちた13の楽曲を提供。他のシャマラン作品同様、弦楽器による反復的な音色を間断なく響かせることにより、観客の緊張感を執拗なまでに高めている。
特に、「The Hand of Fate」のパート1とパート2では、前半の弦楽器のうねるようなアルペジオの音色が印象的。後半は、雄大なコーン畑の映像と相まって緩やかでムーディーな展開に変わり、ポジティブなメロディーへと変わっていく。
なお、演奏では、弦楽器以外にもベースやチューバを採用。低音域を強調し、弦楽器の反復音と相まって、観客の不安感を煽っている。
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