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マリリン・モンローがNG連発…その理由は? 映画『お熱いのがお好き』考察。最後のセリフに隠された意味とは。曲と名言も解説

text by 編集部
映画『お熱いのがお好き』のワンシーン

映画『お熱いのがお好き』のワンシーン【Getty Images】

お熱いのがお好き

3.5

・アカデミー賞
(衣装デザイン賞 白黒部門(オリー・ケリー))
・ゴールデングローブ賞
(作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)、主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門):ジャック・レモン、主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門):マリリン・モンロー)
・アメリカ映画協会
((AFI)選出「アメリカ喜劇映画ベスト100」第1位)

演出:
15点
脚本:
18点
配役:
18点
映像:
12点
音響:
14点

映画『お熱いのがお好き』を、あらすじ(ネタバレ)、演出、脚本、配役、映像、音楽の項目で解説。アメリカ映画界の巨匠ビリー・ワイルダーによる不朽の名作。カモフラージュされたワイルダー流の人生哲学の真意とは?トニー・カーティス、ジャック・レモン、マリリン・モンローらが出演。知れば知るほど凄い、その内容と結末を多角的な視点で明らかにする。<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>

映画『お熱いのがお好き』のあらすじ

映画『お熱いのがお好き』のワンシーン
映画お熱いのがお好きのワンシーンGetty Images

1929年、シカゴ。当時は禁酒法が施行されており、酒類の製造や販売が禁止されていた。ギャングが乗っている霊柩車が運ぶ棺の中には、たくさんの酒が隠されている。それを警察が追いかけていた。

銃撃戦の末、ギャングが警察を撒いて葬儀場へ到着。すると、そこでは派手なパーティーが行われており、多くの人たちが酒や音楽を楽しんでいた。そこへ警察が押し入ってくると、会場は大混乱。酒を飲んでいた者は捕まってしまった。

そのパーティーで演奏をしていた、ジョー(トニー・カーティス)とジェリー(ジャック・レモン)も逃げ出すが、ギャングが密告者を殺す瞬間を目撃してしまう。

ジョーとジェリーを、口封じのために殺そうと追いかけるギャング。命からがら逃げ出した2人は、シカゴにはいられないと判断し、女性限定のバンドに女装して潜り込み、ほとぼりが冷めるまでフロリダへ逃げることにする。

2人が女性バンドに合流すると、そこへブロンドのシュガー(マリリン・モンロー)がやってくる。シュガーのあまりの美しさに興奮するジョーとジェリーだったが、自分たちが男であることを隠すために、必死でその気持ちを抑えるのだった。

女性バンドではジョーはジョセフィンと名乗り、ジェリーはダフネと名乗ることになった。

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