映画『お熱いのがお好き』【ネタバレあり】あらすじ
列車に乗り込んだ2人は隠れて酒を飲むシュガーを見つけ、シュガーは2人に、自分が酒を飲んでいるとは秘密にしてほしいと頼む。
列車でバンドの演奏練習が始まると、ジョーはサックス、ジェリーはベース、シュガーはボーカルを担当。シュガーの美しい歌声と妖艶なダンスを踊る姿に釘付けになる2人だったが、シュガーが隠し持っていたお酒が落ちてしまい、バンドのマネージャーに見つかってしまう。ジェリーは咄嗟にお酒が自分のものであると嘘をつく。
夜になり各々が寝静まった頃、シュガーがジェリーのそばへやってきてお礼を言うと、2人はお酒で乾杯。するとその音を聞きつけたバンドのメンバーもジェリーのベッドに集まり、パーティーが始まるのであった。
洗面所へ向かったジョーは、そこで氷を砕いていたシュガーに遭遇すると、シュガーが今まで多くのバンドを渡り歩いてきた中で、いつもサックス奏者に惚れてしまうという話を聞く。それを聞いたジョーは自分がサックス奏者であることから大興奮。続けて、シュガーはサックス奏者の中でも特に好きなのはテナーを担当している人で、さらに、メガネをかけていてお金持ちがタイプだと話した。
一行がホテルに到着すると、ジェリーは大金持ちのオズグッド三世に一目惚れされてしまう。ジェリーはそんな彼を冷たくあしらうのであった。
部屋に着くなり、シュガーはジェリーとバンドメンバーと海水浴に向かう。一方、ジョーは男の姿に戻ると、メガネをかけて、海で遊ぶシュガーに話しかける。自分が大金持ちの御曹司であると嘘をつくと、シュガーは大喜びし、自身が出演する演奏会に来てほしいと頼んだ。しかし自分がジョセフィンであるとは言えないジョーは、返事を濁す。
その様子を見たジェリーはジョーの行動に呆れ、シュガーと共に部屋に向かった。
ジェリーとシュガーが部屋につくと、ジョーはバスタブに浸かっていた。その横でシュガーは御曹司に出会った話をし始める。話し終えたシュガーが自分の部屋に戻り、ジョーとジェリーが言い争っていると、オズグッド三世からの電話が鳴った。
ジェリーはオズグッドが所有する船で食事をしようと誘われるが、それを聞いていたジョーは、ジェリーが陸でオズグッドを引き止めている間に、自分がシュガーと船で過ごすことを思いつく。夜の演奏会が始まると、オズグッドからジェリーに花が届く。その花をジョーが奪い、食事に誘うメッセージを添えてシュガーに渡すと、シュガーは大喜びだった。
演奏会終了後、ジョーは大急ぎで身支度をし、シュガーと船着場で落ち合うと2人で船に乗り込む。ジェリーは陸でオズグッドをダンスに誘い、引き止める。ジョーとシュガーはシャンパンを飲みながら楽しい時間を過ごし、そのまま朝まで過ごした。オズグッドとジェリーも朝までダンスを踊り続けた。
ホテルに戻ると、ジェリーは自分が男であるということを忘れ、オズグッドと婚約したと告げる。ジェリーは豪華な宝石のアクセサリーをもらい、喜んでいた。
そんな中、ジョーとジェリーは自分たちを追うギャングがホテルにいるのを見つける。女装していた2人が気づかれることはなかったが、もうここにはいられないと悟った2人はホテルを出ることに。
シュガーと別れないとならなくなったジョーは、ジュリーがオズグッドにもらったアクセサリーと花をシュガーの部屋に贈り、電話で別れを告げるのであった。
ジョーとジェリーが荷物を持って窓から逃げると、ちょうどギャング達の部屋の前を通ってしまい気づかれるが、間一髪でギャングから隠れる2人。そのまま立ち去ろうとするジョーとジェリーだったが、ステージで歌うシュガーの悲しい失恋の歌を聞く。するとジョーは女装姿のまま飛び出し、シュガーに熱いキスをするのであった。
キスをされたシュガーはジョーの正体に気づき、ギャングに追いかけられ、逃げ出そうとするジョーを追いかける。オズグッドの船に急ぐ2人に、追いかけてきたシュガーも船に乗り込んだ。
ジョーはシュガーに自分がついた嘘を告白し、戻れと言うが、シュガーはそれでもいいとジョーに抱きついてキスをした。ジェリーはオズグッドに自分が男であることを伝えるが、オズグッドは「完璧な人はいない」と答え、めでたく結ばれたのであった。