米国の人気ドラマ『SUITS/スーツ』が、ストリーミング配信によって現在新たなファンを多数獲得しているようだ。このドラマシリーズは、放送終了から4年の月日が経った。そんな中、この人気を経て本シリーズのスピンオフ作品の登場が噂されている。今回は、現地メディアScreen Rantに基づき、その詳細内容を確認していく。

ハリウッドでのストライキ終わり次第開始か？
スピンオフの主役は？

人気ドラマ『SUITS/スーツ』が、今年に入り、米国内のNetflixでシーズン8まで、Peacockでシーズン9までの配信が開始。どちらのストリーミング・サービスでも、視聴時間トップ10に入る人気を獲得したようだ。

そしてドラマ『SUITS／スーツ』は、依然として多くのファンを獲得し続け、その勢いは衰えることを知らない。ここで噂になるのが、本シリーズのスピンオフ作品の登場だ。

本シリーズの主演はハーヴェイ・スペクター役の俳優ガブリエル・マクト、マイク・ロス役の俳優パトリック・J・アダムス、ルイス・リット役の俳優リック・ホフマン、ドナ・ポールセン役の女優サラ・ラファティ、ジェシカ・ピアソン役の女優ジーナ・トーレス、レイチェル・ゼイン役の女優メーガン・マークル。

ドラマ『SUITS／スーツ』の脚本と企画を務めたアーロン・コーシュは、ロバート・ゼインを中心に展開する前日譚に関心があると発言。ロバートは、主要キャラクターであった女優メーガン・マークル演じるレイチェル・ゼインの父親であり、本編に頻繁に登場した。

2023年夏、ハリウッドでは脚本家や俳優のストライキがその規模を増している。この状況で、人気ドラマ『SUITS／スーツ』の前日譚のスピンオフ作品を発注することはほぼ不可能となった。しかし、この脚本家と俳優のストライキが終了すれば、本作のテレビシリーズ継続をめぐる話し合いが始まることはほぼ確定しているようで、アーロン・コーシュは製作の準備が整っているとのこと。

TV Fanaticによると、アーロン・コーシュはツイッターにて、本シリーズのリブートや続編の可能性に関する質問に、以下のように答えた。

「最初に断っておくが、『SUITS／スーツ』のリブートなどは何もない。ストライキが終了し、どこかのネットワークやストリーミング配信事業者が手を差し伸べ、そして私たちが総力を挙げて望む必要があるのです」

「私は『SUITS／スーツ』のスピンオフで、90年代初頭にロースクールを卒業したばかりの若きロバート・ゼインを描く前日譚のアイデアを持っていました。しかし当時、米国放送局は興味を示さなかった。しかし私はまだその構想を持っています」

このように『SUITS／スーツ』クリエイターである彼は、ロバート・ゼインの前日譚シリーズのアイデアを検討することに前向きだ。今現在でも、ドラマ『SUITS／スーツ』が人気を獲得していることを考えれば、ロバート・ゼインの前日譚がシリーズ化される可能性もある。

また、アーロン・コーシュは「番組が終了するまで、すべての人たちにずっと関わり続けてもらうのは、難しいことでした」

「リユニオンのために調整を行うことができる人がいたら、それは驚きだ。もし実現できるなら、非常に嬉しい。あれだけ長期にわたり番組を作っていれば、誰もがとても良い友人になるからね」とも述べている。製作に関わっていたエグゼクティブプロデューサーのジーン・クラインは、キャストのひとりである女優メーガン・マークルの出演に関して「それは、不可能だと思う」と回答。

マイク・ロスや、ハーヴィー・スペクター、ドナ・ポールセンとの繋がりを考慮すると、メーガンが演じたレイチェルの関わりがなければ、その内容に違和感を覚えてしまう。しかし、レイチェルの父ロバート・ゼインについての前日譚シリーズなら、多くの面で上手くいくことが想像できる。

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