心が温かくなる結末とは…? “涙の貴公子”クォン・サンウの演技が凄い! 映画『スイッチ 人生最高の贈り物』考察&レビュー
text by 寺島武志
韓国を代表する俳優のひとり、クォン・サンウが主演を務め、人気俳優とその相棒であるマネージャーの人生がスイッチする異色のコメディドラマ『スイッチ 人生最高の贈り物』が12月1日公開より公開される。。今回は、笑いあり、涙ありのドタバタ劇のレビューをお届けする。(文・寺島武志)
「もし、今と違う人生を生きるならどうしますか?」
入れ替わる2つの人生模様
本作は、一流俳優とそのマネージャーが入れ替わってしまうという幕明けから、2人のみならず、その周囲にも騒動が波及するドタバタ劇あり、感動ありのドラマだ。
主役はコメディーからアクションまで演じ分けるクォン・サンウ。主演男優賞を受賞し、出演オファーが絶えないながらも、そのワガママぶりと、奔放過ぎるシングルライフで、マネージャーを始め、監督ら製作スタッフを困らせてばかりの人気俳優「パク・ガン」を演じている。
舞台は雪が舞うクリスマスイブのソウル。映画賞授賞式のトロフィーを手に、マネージャーのチョ・ユン(オ・ジョンセ)と街に繰り出す。食事を済ませ、タクシーで帰宅するガン。そのタクシー運転手から、不思議な問いかけが投げつけられる。
「もし、今と違う人生を生きるならどうしますか?」
目を覚ましたガンの目の前に現れたのは、
悪夢を見ていると信じるガンは、自分が住んでいた高級マンションの部屋に向かうが、そこには既に他の住人が…。「ここは俺の家だ!」と言い張るが、不法侵入者として、警察のご厄介になってしまう。