胸がすくような主人公の復活劇
あくる日、テレビを見たガンは信じられない光景を目にする。マネージャーとしてコキ使っていたはずのユンが、“超人気俳優”として出演していたのだ。どうやら、乗ったタクシーでガンとユンの人生が入れ替わってしまったようだ。しかし、その現実を認めたくないガンは、悪あがきするものの、全ては裏目に出てしまう。
妻のスヒョン、そして2人の子どもを養うために、ユンのマネージャー兼エキストラ俳優として生きる決意をする。“前世”でセレブ生活を経験したガンにとっては屈辱の連続だったものの、かつては愛し合ったスヒョン、そして、自分に懐いてくれる子どもたちのため、まるで昔の自分のようなスキャンダルメーカーのユンの下で奔走する。
そんなガンにチャンスが訪れる。ユンが主演する時代劇のキャストの1人がドタキャンし、その代役として声がかかる。馬に乗って疾走する難役だったが、そこは“元一流俳優”のガン。難なく演技をこなし、監督を驚かせる。徐々に活躍の場を広げていくガン。その人気も上昇し、ユンに追いつかんばかりとなる。