映画『知りすぎていた男』<あらすじ、ネタバレ>衝撃のラストとは? ケ・セラ・セラとシンバルに彩られた結末とは?
text by 編集部
出典:Amazon
知りすぎていた男
- 原題:
- The Man Who Knew Too Much
- 製作年:
- 1956年(アメリカ)
- 監督:
- アルフレッド・ヒッチコック
- 脚本:
- ジョン・マイケル・ヘイズ, アンガス・マクファイル
- 撮影:
- ロバート・バークス
- 音楽:
- バーナード・ハーマン
- 配給:
- パラマウント映画
- 上映時間:
- 120分
映画『知りすぎていた男』の【あらすじ】【ネタバレあらすじ】を紹介。巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督作品。ジェームズ・ステュアート、ドリス・デイらが出演。1934年にヒッチコックが製作した映画『暗殺者の家』をリメイク。名曲「ケ・セラ・セラ」を誕生させた本作をラストシーンまで徹底網羅!
映画『知りすぎていた男』のあらすじ
パリの医学会議に出席したアメリカの医者ベン・マッケンナ(ジェームズ・ステュアート)は、妻で元ブロードウェイのミュージカルスター、ジョー夫人(ドリス・デイ)と7歳の息子ハンクとともに、フランス領モロッコへ観光に訪れていた。
カサブランカからマラケシュへ向かうバスの車中、アラブ人に絡まれたハンクは、ルイ・ベルナール(D・ジェラン)というフランス人貿易商に救われる。別れ際、ベルナールからアフリカ料理店への夕食に誘われたベン。ジョーは、謎めいたベルナールを不審に思うが、ベンは気にしない。その後、馬車でホテルへ向かった夫妻は、イギリス人のドレイトン夫妻と知り合い昵懇(じっこん)の仲になる。
その夜。マッケンナ夫妻は、宿泊しているホテルにベルナールを招き、ともに気ままな時間を過ごす。そんな中、部屋にノックの音が響く。ジョーがドアを開けると、そこには一人の男が立っている。男は、ベルナールを見るや、「部屋を間違えた」と言ってあわててその場を後にする。神妙な面持ちのベルナールは、何者かに電話をかけ「アフリカ料理店に連れて行けなくなった」と告げ、部屋を後にする。
ベルナールがいなくなり、2人で食事をとるマッケンナ夫妻。と、彼らのもとに、イギリス人のドレイトン夫妻(夫エドワードと妻ルーシー)がやってくる。4人は、食事をイギリスの話に花を咲かせながら食卓を囲む。
翌日。ベンたちとドレイトン夫妻は、街の市場へと向かう。と、彼らの前に、アラブ人に変装したベルナールが現れる。彼は、背中をナイフでひと突きされており、ベンに自分がルイ・ベルナールであるとささやいた後、ロンドンでの政治家暗殺計画と「アンブローズ・チャペル」という謎の言葉を告げて息絶える。
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