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トランスジェンダーとして生きることの難しさをユーモラスに描く

『ファビュラスな人たち』

The Fabulous Ones© 2022 Stemal Entertainment srl Faber Produzioni srl

インターナショナル・プレミア
製作国:イタリア
監督:ロベルタ・トッレ
キャスト:ポルポラ・マルカシャーノ、ニコール・デ・レオ、ソフィア・メヒエル

【作品内容】
トランスジェンダーの女性たちが暮らす、イタリアの高級住宅街。意に反して男装で埋葬された友人の遺志を叶えようとする住人たちの姿が描かれる。コミカルな描写の中に、トランスジェンダーとして生きることの困難を浮かび上がらせる。

監督を務めたロベルタトッレ© Laila Pozzo

メガホンをとったのは、1962年生まれのイタリアの映画作家・ロベルタ・トッレ。1997年に発表したデビュー作『To Die for Tano(英題)』は第54回ベネチア国際映画祭に出品され、数多の賞を獲得。日本公開作は少ないものの、コンスタントに作品を発表し、国際的に活躍する女性監督である。

【上映日時】
10/24(月) 21:15- TOHOシネマズ シャンテ
10/26(水) 11:30- 丸の内 TOEI1
10/31(月) 21:40- ヒューマントラストシネマ有楽町

イスラエル―レバノン国境を舞台にしたロードムービー

『テルアビブ・ベイルート』

Tel Aviv Beirut© 2021 MOBY DICK FILMS LES FILMS DE LA CROISADE TWENTY TWENTY VISION

ワールドプレミア上映
製作国:キプロス/フランス/ドイツ
監督:ミハル・ボガニム
キャスト:ザルファ・シウラート、サラ・アドラー、シュロミ・エルカベッツ

【作品内容】
舞台となるのは1980年代。イスラエル―レバノンの紛争が激化する中、国境によって家族と引き離されてしまった女性2人の旅を描く。

監督を務めたミハルボガニム

メガホンをとったのは、イスラエルに生まれ、フランスで育った女性監督ミハル・ボガニム。チェルノブイリ制限区域内で撮影されたデビュー作『故郷よ』(2011)は、日本でも公開され話題に。

およそ10年ぶりの劇映画となる本作の舞台は、未だ宗教間や宗派間の衝突が絶えない、イスラエル―レバノンの国境付近。アクチュアルなテーマもさることながら、監督ならではの瑞々しい映像表現にも期待したい。

【上映日時】
10/25(火) 21:00- TOHOシネマズ シャンテ
10/27(木) 21:15- ヒューマントラストシネマ有楽町
10/31(月) 14:30- 丸の内 TOEI1

自然豊かな村を舞台に住人同士の醜い関係を描く心理スリラー

『ザ・ビースト』

The Beasts© Arcadia Motion Pictures SL Caballo Films SL Cronos Entertainment AIE Le pacte SAS

アジアンプレミア上映
製作国:スペイン/フランス
監督:ロドリゴ・ソロゴイェン
キャスト:ドゥニ・メノーシェ、マリーナ・フォイス、ルイス・サエラ

【作品内容】
舞台となるのは、スペイン・ガリシア地方の山村。新たに移住してきたフランス人中年夫婦は、地元の有力者一家といがみ合い、次第に両者の戦いはエスカレートしていく…。自然豊かな山間の村で巻き起こる、ドロドロの人間模様をパワフルな演出で描く。

監督を務めたロドリゴソロゴイェン

メガホンをとったのは、1981年生まれのスペイン出身の映画監督・ロドリゴ・ソロゴイェン。異色のスリラー映画『ゴッド・セイブ・アス マドリード連続老女強姦殺人事件』(2016)は、スペイン最大の映画賞であるゴヤ賞を席巻。

その翌々年には短編映画『El reino(原題)』でアカデミー賞優秀短編映画賞にノミネート。得意のスリラー演出に磨きをかけた本作で、最高賞を狙う。

【上映日時】
10/24(月) 20:55- ヒューマントラストシネマ有楽町
10/27(木) 10:20- TOHOシネマズ シャンテ
10/30(日) 13:55- 丸の内 TOEI1

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