オンボロ車VS高級車のデッドヒート…! 韓国映画『ステラ SEOUL MISSION』登場車&キャラクターの場面写真が解禁
『あの日、兄貴が灯した光』クォン・スギョン監督×『完璧な他人』『エクストリーム・ジョブ』ぺ・セヨン脚本による映画『ステラ SEOUL MISSION』が、11月11日(金)より公開される。韓国でスマッシュヒットを記録した本作には、沢山の車と魅力的なキャラクターが登場。この度、作品の魅力を伝える場面写真が解禁となった。
80年代の韓国を一世風靡したヒュンダイの車・ステラが主役
本作のタイトルの由来は、韓国で1980年代に一世を風靡したヒョンデ(旧ヒュンダイ表記)の車「ステラ」。人生崖っぷちの主人公ヨンベ(ソン・ホジュン)は、とあるミッションを遂行するため、かつて父がタクシーとして使っていた、廃車寸前のおんぼろカー「ステラ」を駆使して”怒りの疾走”をみせる。
撮影には韓国中を探し回り、2台だけ存在した1987年製の“ステラ”を使用。タイトルを担うだけあり、主役とも言える存在感で、ヨンベをはじめあらゆる登場人物の運命を大きく変化させる。
ヨンベを窮地に追い込む親友ドンシク(イ・ギュヒョン)が逃走に使うのは、配送用大型トラックである。ドンシクは、妻と別れ、子どもにも会えず寂しい日々を送っている。
ヨンベから納車を頼まれたスーパーカー(ランボルギーニ)を目にした途端、義より欲望を取ってしまったドンシクは、自身のトラックで韓国中を逃げ回ることに。果たして、彼が持ち去ったはずのスーパーカーは一体どこへ消えたのか…?
手下と共に、レクサスなどの高級車を乗り継ぎヨンベを追うソ社長(ホ・ソンテ)も主要な登場人物だ。血も涙もない風貌ながら、ヨンベを追い詰めるのに四苦八苦する彼らの珍道中はユーモラスそのもの。さらに、物語が終盤に至るにつれ、ソ社長の驚愕の一面が明らかになる。
ちなみに、登場するソ社長一行の車は「登場するたびに車種が変わる」。車好き垂涎の高級車のラインナップにもぜひ注目してほしい。
ソ社長のランボルギーニを前に、ヨンベと掛け合う同僚チョルグを演じるのは、「愛の不時着」でソン・イェジン演じるユン・セリのために奔走するホン・チャンシク役を演じたコ・ギュピョル。現在Disney+で配信中のドラマ「弁論をはじめます」では、イ・ギュヒョンとも共演中の名バイプレイヤーである。
80年代には繁栄の象徴だった”ステラ”。登場人物と車との切っても切れない関係、車に託されたメタファーにも注目してほしい作品だ。
【映画『ステラ SEOUL MISSION』あらすじ】
取り立てには労を惜しまない、自動車金融業界のエース、ヨンベ。 ある日、ボスであるソ社長に任されたスーパーカーが、親友のドンシクの運転により消え去ってしまう。スーパーカーを奪った犯人だと疑われ、ソ社長たちに追われ始めるヨンベ。頼れる人も逃げ場所もない彼の前に現れたのは、父が遺した1987年型の古びた自動車“ステラ”だった。最高時速50㎞、残された時間は3時間―。唯一の希望の星ステラと共に、スーパーカーを必ず見つけ出す!
監督:クォン・スギョン『あの日、兄貴が灯した光』
脚本:ペ・セヨン『エクストリーム・ジョブ』
出演:ソン・ホジュン「応答せよ1994」、イ・ギュヒョン「刑務所のルールブック」、ホ・ソンテ「イカゲーム」
2022/韓国/韓国語/カラー/98分 映倫:G
原題:스텔라 英題:Stellar: A Magical Ride
配給ファインフィルムズ
©2022 Daydream Entertainment & CJ ENM All Rights Reserved.
11月11日(金)よりシネマート新宿他にて全国ロードショー
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