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ポン・ジュノ監督待望の最新作。ロバート・パティンソン主演のSF映画『Mickey 17』のトレイラーが解禁

text by りょうた
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『トワイライト』シリーズで知られる俳優、ロバート・パティンソンと、第92回アカデミー賞で英語圏以外で初となる最多4部門を制し、歴史的快挙を成し遂げたポン・ジュノ監督がタッグを組んだSF映画『Mickey 17』のトレーラーが解禁。現地メディアの報道を参照し、その謎めいた内容に迫る。

ポン・ジュノ×ロバート・パティンソンの豪華タッグ
原作はエドワード・アシュトンのSF小説

ポン・ジュノ監督の次回作『Mickey 17』。月曜日に遂に公開されたショートトレイラー映像は、36歳になったパティンソンが、研究所のような場所で、CTスキャン装置のような未来的装置の中に横たわっている映像が映し出されている。

カメラがゆっくりと回転しながらズームインすると、パティンソン演じる謎の男が目を開きこちらを覗くという内容だ。

本作は現在製作中で、「ウォーキング・デッド」のスティーブン・ユァン、「I Wanna Dance with Somebody」の女優ナオミ・アッキーと、トニ・コレット、マーク・ラファロの出演など豪華な役者が揃っている。

あらすじによると、氷の世界「ニヴルヘイム」を植民地化するため派遣された人類探検隊の使い捨て社員の話のようだ。しかし任務はあまりにも危険で、もはや自殺行為のような任務が多々あり、その度に他の乗組員は主人公ミッキーに頼る。ミッキーが危険な任務で命を落としても、彼の記憶はほとんど残されたままで、新しい体のミッキーの “クローン”が作成される。ミッキーは6度の死を経験した後に、徐々にこの任務の驚愕の真実に気づいていくという話だ。

この話は、今年2月にデビューしたエドワード・アシュトンのSF小説『ミッキー7』を原作としている。また、「Mickey 17」は、ポン監督にとって、アカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞を受賞した2019年の『パラサイト 半地下の家族』以来の作品となり大きな注目を集めている。

今回公開されたショートトレイラー映像の他には詳しい内容が公開されていないため、謎に包まれた作品となっている。本作は、ワーナー・ブラザーズ配給のもと、2024年3月29日に劇場公開する

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