『カサブランカ』(1942) 8.5点
監督:マイケル・カーティス
脚本:ハワード・コッチ、ジュリアス・J・エプスタイン、フィリップ・G・エプスタイン
キャスト:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード、クロード・レインズ、コンラート・ファイト
『カサブランカ』の愛の物語は、80年経った今でも素晴らしい映画として語り継がれており、公開時に作品賞、監督賞、脚本賞など、数々の賞を受賞した、間違いなく見る価値のあるラブストーリーだ。
映画の中で登場する『君の瞳に乾杯』というセリフは、今でも有名な名言として多くの人の心の中に残っていることは間違いなく、今日も映画製作者と映画ファンの両方に多くの影響とインスピレーションを与え続けている作品である。
『ニュー・シネマ・パラダイス』(1988年) 8.5点
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
キャスト:フィリップ・ノワレ、サルヴァトーレ・カシオ、マリオ・レオナルディ、ジャック・ペラン
『ニュー・シネマ・パラダイス』は、映画に対するロマンが詰まった作品。シチリアの小さな村で青春時代を過ごした主人公のサルバトーレ・ディ・ヴィータ(ジャック・ペラン)は、有名な映画監督だが、地元にあった映画館「パラダイス座」でお世話になった恩師が亡くなったということを知る。
恩師の死後に、その恩師が自分のために作ってくれた特別な映像を見ることで、映画や映画館にどれほどの喜びと愛情を見出したのかを思い出し、映画に対する自分の情熱を確かなものにするという内容になっている。
忘れていた大切な何かを再び思い出させてくれる作品で、愛するものが離れた場所にいる人、昔にあった大切な出会いを今だ思い出す人、そして映画を愛する全ての人のための作品だ。
また、この名作で使用されている作曲家エンニオ・モリコーネが手掛けた『ニュー・シネマ・パラダイス』の主題歌『愛のテーマ』は後に様々なミュージシャンによってカバーされている。