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『素晴らしき哉、人生』 8.6点


出典:Amazon

監督:フランク・キャプラ
脚本:フランク・キャプラ、フランセス・グッドリッチ、アルバート・ハケット
キャスト:ジェームズ・ステュアート、ドナ・リード、ライオネル・バリモア、ヘンリー・トラヴァース

『素晴らしき哉、人生』は、典型的な恋愛映画から少し離れ、男女の恋愛の代わりに、家族愛や人生について触れている作品となっている。内容は、クリスマスイブに自殺を考えていたジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュワート)のもとに、家族の祈りが天に届き、天使が彼を救いにやってくる。

「この世に生まれなければ良かった」と口にしたジョージに、守護天使のクラレンス(ヘンリー・トラバース)が、もしジョージが生まれなかったらどんな人生だったかを教えてくれ、自分の人生は本当はとても豊かで、愛されていたことを知り、家族のもとに戻ろうとする。

最終的にジョージは、自分の人生にどれだけの愛があるのか、それは素晴らしいものであり、生きる価値があるものだと気づく。アメリカのクリスマス映画といえばこの作品と言われるまで有名になった名作だ。

『ライフ・イズ・ビューティフル』(1997年) 8.6点


出典:Amazon

監督:ロベルト・ベニーニ
脚本:ロベルト・ベニーニ、ヴィンチェンツォ・チェラーミ
キャスト:ロベルト・ベニーニ、ニコレッタ・ブラスキ、ホルスト・ブッフホルツ

『ライフ・イズ・ビューティフル』は、人生は常に完璧ではなく、すべてのラブストーリーが幸せに終わるわけではないという痛々しい現実が描かれている作品。

この映画は、第二次世界大戦下のユダヤ人迫害(ホロコースト)を、ユダヤ系イタリア人の親子の視点から描いた作品で、子供が愛と喜び、そして平和を感じるために、親という存在がここまでやるのかという感動の映画だ。

映画の内容は、陽気な性格の父グイド(ロベルト・ベニーニ)と、小学校の教師の母ドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)、その愛息ジョズエ(ジョルジョ・カンタリーニ)の第二次世界大戦中の出来事や収容所での地獄のシナリオを描いており、涙なしでは決して見ることのできない内容だ。

この映画は、何も語らずとも、とても美しく、見る人の心を揺さぶり、人間の最良の部分と最悪の部分を同時に表現している映画となっている。

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