ホーム » 投稿 » 海外映画 » レビュー » 実話と全然違う…結末のセリフに込められた意味とは? 映画『タイタニック』徹底考察&感想。制作費&珠玉の主題歌も解説

実話と全然違う…結末のセリフに込められた意味とは? 映画『タイタニック』徹底考察&感想。制作費&珠玉の主題歌も解説

text by 編集部

第70回 アカデミー賞
―作品賞
―監督賞
―撮影賞
―編集賞
―作曲賞
―衣装デザイン賞
―美術賞
―視覚効果賞
―音響賞
―音響効果編集賞
―主題歌賞

第55回 ゴールデングローブ賞
―最優秀作品賞
―最優秀監督賞
―最優秀作曲賞
―最優秀主題歌賞

演出:
12点
脚本:
11点
配役:
15点
映像:
17点
音響:
17点

アカデミー賞で史上最多受賞、レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット共演の名作『タイタニック』のネタバレあらすじに加え、演出、脚本、配役、映像、音楽の視点で徹底考察。実話との違い、登場人物の末路、主題歌が決定のエピソードなど、多角的な視点で魅力を解き明かす。<あらすじ キャスト 考察 解説 評価 レビュー>

『タイタニック』のあらすじ

映画『タイタニック』より【Getty Images】
映画タイタニックよりGetty Images

豪華客船・タイタニック号が沈没してから84年後の1996年。

タイタニック号と共に沈んだとされるブルー・ダイヤモンド「碧洋のハート」を探して深海の調査を行なっていたトレジャーハンターが、海の底に沈む金庫の中から一枚の紙切れを発見する。それには、胸に「碧洋のハート」らしきダイヤを身に着けた女性の裸体が描かれていた。

この絵画の存在はテレビで報じられることとなり、その放送を見た老女は驚きを隠せなかった。なぜならこの老女は、タイタニックの沈没事故から奇跡的に生還した絵のモデルだったのだ。

老女は調査団に連絡をとり、タイタニックの中で起こった、知られざる話を語り始める。

1912年。イギリスからアメリカへの航海へ出発する当時史上最大の豪華客船・タイタニックに乗船した名家の一人娘ローズ・デウィット・ブケイターは気分が晴れなかった。母に半ば強制的に婚約させられた相手キャルドン・ホックリーのことが気に入らなかったのだ。

一方、画家を目指す貧しい青年ジャック・ドーソンは、タイタニック号の三等客室の乗船チケットを賭けたポーカーに勝利し、友人のファブリッツィオと共に乗船していた。

そしてある夜、ローズは自分の人生に希望を見出せなくなり、船から身投げしようとしていたところをジャックに助けられる。

ローズの美しさに惹かれたジャックと、芸術を好むローズはジャックが画家志望であることから、2人は意気投合。ローズはお礼にジャックを夕食に招待し、ジャックはローズを三等客たちのパーティーに連れいていき、楽しい時間を過ごした。

やがて2人は身分や境遇を超えて、お互いに惹かれ合うようになるのだが…。

1 2 3 4 5 6 7
error: Content is protected !!