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映画『泥棒成金』【ネタバレあり】あらすじ

アルフレッドヒッチコック監督Getty Images

 そんな中、スティーブン夫人の娘フランシー(グレイス・ケリー)がジョンに興味をいだき、彼をドライブに誘う。途中、ヒューソンからもらったリストの貴族の屋敷に立ち寄り、下見をするジョン。すると、そこには、ベルタニの姿があった。

 ジョンの様子から、彼が「キャット」だと気づいたフランシーは、宝石への欲望を駆り立てようと挑発。ジョンは、否定しながらもフランシーと一夜をともにしてしまう。

 と、その夜、ついにスティーブンス夫人の宝石が盗まれてしまう。ジョンの仕業と決めつけ、警察に通報しようとするフランシー。しかし、スティーブンス夫人はジョンを信じ、彼を逃がそうとする。

 再び追われる身となったジョン。そんな彼のもとに、偽「キャット」の次なる犯行予告が届き、再び警察とともに張り込みを行う。

 と、そこへ、やって来たのは、ベルタニのレストランの従業員フサールだった。ジョンと格闘した末、海に落ちて溺死するフサール。これで宝石盗難事件は一件落着したかに見えた。

 しかし、ジョンは、フサールが義足だったことから、偽「キャット」はフサールではないとにらむ。その後、とある富豪の屋敷で晩餐会が開かれることを知ったジョンは、そこに本当の偽「キャット」が表れることを確信し、最終決戦を挑む。

 そして、深夜。屋根の上に張り込むジョンの前に、怪しい影が現れる。ここぞとばかりに捕まえるジョン。よく見てみると、その人物は、フサールの娘のダニエルだった。危うく屋根から落ちそうになったダニエルは、黒幕がベルタニで、彼の指示で犯行に及んでいたことを告白する。

 身の潔白が証明され、元の生活に戻ったジョン。彼のもとに、フランシーが謝罪に訪れる。改めて別れを口にする2人。しかし、フランシーの方は、全く去るつもりがないらしい。それどころか、屋敷を眺めながら、「きっとお母さん気に入るわ」と、ジョンにまんざらでもない様子だった。

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