誰もかもが怪しく見える…。
疑心暗鬼を生む怒涛の展開
第8話終了後、話題となったのは、乃木が別班を裏切り、射殺したメンバーの扱いだ。棺が日本に移送されるシーンがあるものの、ここに付き添うのが考案の野崎守(阿部寛)とその右腕のドラム(富栄ドラム)、現地警察のチンギス(バルサラハガバ・バトボルド)のみだった。筆者はここに大きな疑問を抱いた。
国家機密の組織とはいえ、海外で邦人が4人も亡くなっているのだ。国交があり、大使館もある相手国での出来事ならば、その場に大使、少なくとも大使館員や外交官が不在なのは、あまりにも不自然ではないだろうか。
在バルカ大使の西岡英子(檀れい)には、乃木、野崎、柚木薫(二階堂ふみ)の3人がチンギスらバルカ警察から追われている時に、3人を守るふりをして、その居場所を警察に漏らした“前科”があるだけに、裏ではテントとつながっている可能性も否定できないだろう。