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薫(二階堂ふみ)とジャミーンは信じても良いのか

ナンディン-エンデネ・ホンゴルスラ、二階堂ふみ『VIVANT』第5話より(C)TBS
ナンディン エンデネホンゴルスラ二階堂ふみVIVANT第5話よりCTBS

また、日本で乃木に自宅や通帳を任された薫の素性も、まだ潔白とは言い切れないのではないだろうか。これまでのメインキャストのほぼ全てが別班・公安・テント関係者であることや、主人公の乃木ですら立場を逆転させている中で、薫だけは一介の医師だと信じきるのは難しい。どうしても勘ぐってしまうというもの。

それだけでなく、乃木、野崎、ドラムの寵愛を受け、手術によって病を克服した後、薫の下で暮らす“奇跡の少女”ジャミーンの存在も気になる。第4話ではジャミーンがテントと関係があることを匂わせる写真が登場し、さらに遡り、第1話では、ザイールの自爆テロによって、父・アディエルが命を落とした際、ベキが「あとは我々で面倒を見る」と語っている。

その言葉を額面通りに受け取るならば、アディエルとジャミーンはテントとつながりがある可能性が高い。さらに、ジャミーンは人の善悪を直感的に見抜ける能力を持ち、乃木や薫、ドラムには懐いている一方、野崎に対してだけは露骨に警戒し、第8話の中では神田明神で「退院おめでとう」と祝われても、その態度に変化がなく、「まだダメか…」と、野崎をボヤかせていた。

その能力が本物なら、ジャミーンは“野崎は敵”という勘が働いたということなのだろう。

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