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映画『ワイルド・アット・ハート』【ネタバレあり】あらすじ

デヴィッド・リンチ監督
デヴィッド・リンチ監督【Getty Images】

 一方、2人の逃避行を知ったマリエッタは、私立探偵の愛人ジョニー・ファガラット(ハリー・ディーン・スタントン)に助けを求める。ジョニーは、セイラーの行為は正当防衛だと主張するが、マリエッタは聞く耳を持たない。仕方なく捜査を行うジョニーだったが、2人の足取りは全くつかめない。

 そこでマリエッタは、かつての愛人で名の知れた殺し屋のマーセラス・サントス(J・E・フリーマン)にセイラーの殺害を依頼。しかし、サントスは、二人の追跡と引き換えにジョニーの殺害を要求してくる。マリエッタは、ジョニーを殺さないよう請願するが、結局押し切られてしまう。その後サントスは、殺し屋の元締めにセイラーとジョニー殺しを依頼。名うての殺し屋たちが動き出す。

 一方、セイラーとルーラはニューオーリンズに到着。安モーテルを転々としながらセックスに明け暮れる日々を過ごしていた。そんな中、セイラーはかつての仲間ペルディータ・デュランゴ(イザベラ・ロッセリーニ)に邂逅。自分に抹殺命令がでていないか尋ねる。

 その頃、ジョニーもニューオーリンズに到着。マリエッタは、サントスに電話をして引き止めようとするが、サントスもすでにニューオリンズに到着していた。ジョニーが殺されるかもしれないという恐怖に苛まれるマリエッタは、ニューオーリンズへ向かう。

 その晩、ルーラはベッドで、頭のおかしい従兄弟デルの話をする。デルはクリスマスが好きで、宇宙人が来るという妄想に怯えていた。母親は、宇宙人がデルの頭の中にだけいる妄想だと話すが、デルは自分の身体の中に宇宙人がいると思い込み発狂。そのまま行方をくらましてしまったのだ。

 翌日、マリエッタとジョニーは、ニューオリンズのレストランで食事をとる。マリエッタは、サントスのことを言い出せないまま食事を終え、ホテルまで送ってもらう。そして、ホテルの自分の部屋に入ったジョニーは、待ち伏せしていた殺し屋に拉致される。

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