ティモシー・シャラメ主演映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』が大ヒット上映中だ。名作『チャーリーとチョコレート工場』の工場長・ウィリー・ウォンカの若き日を描く本作。待望の続編は面白い？ つまらない？ 忖度なしガチレビューをお届けする。（文・野原まりこ）【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

ティモシー・シャラメの虜になること間違いなし

世界中で愛された映画『チャーリーとチョコレート工場』に登場する工場長ウィリー・ウォンカ。彼がいかにして夢のチョコレート工場を作ったのかを、圧倒的なスケールと映像美で描く本作。

ウィリー・ウォンカ役を『君の名前で僕を呼んで』『DUNE/デューン 砂の惑星』など、今世界で最も勢いのある俳優ティモシー・シャラメが演じ、「ハリーポッター」シリーズのプロデューサーと、「パディントン」シリーズのポール・キングが監督・脚本を務める。

本作は、ロアルド・ダール原作の児童小説『チョコレート工場の秘密』をもとに、オリジナルストーリーを創り上げ、若き日のウォンカがチョコレート工場を立ち上げるまでの軌跡を、歌とダンスで紡ぐミュージカル映画だ。

彼らが創り上げた世界観は、街や小道具、衣装など、どこをとってもうっとりするほど美しい。

中でも、ウォンカが作るチョコレートのかわいさとドラマチックな魔法には、大人も童心に返るほどワクワクする仕掛けが詰まっている。

公開前には本作のプロモーションのために日本へ訪れたティモシーを、成田空港で200人を超えるファンが迎えたことでも話題に。彼の人気と本作への期待値がうかがえることとなった。本作の魅力を伝える前に、まずは次のページからストーリーの内容を紹介しよう。