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「悪党登場に背筋が凍る…」お金の知識が身につく! マネーゲーム映画(1)。経済崩壊の真実に迫るドキュメンタリーの傑作は?

text by 編集部
監督のチャールズファーガソンGetty Images

お金は人の幸福度を左右する大切な要素である。お金がなければ食べ物を買うこともできないし、家に住むこともできない。つまるところ、お金は人の生活と切っても切り離せない。今回は映画を通して経済や金融について学べる映画を5本ピックアップ。緊張感みなぎるマネーゲームに手に汗握ること必至の名品ばかりを揃えた。今回は第1回。

現実は小説よりも奇なり
リーマンショックの真実に迫る骨太の社会派ドキュメンタリー―

『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』


出典:Amazon

監督:チャールズ・ファーガソン
製作:チャールズ・ファーガソン、オードリー・マーズ

【作品内容】

2008年9月、アメリカの投資銀行・リーマン・ブラザーズが投影破綻し、世界を巻き込んだ経済崩壊(リーマンショック)が発生。とりわけアメリカは、以前から住宅価格の下落によるサブプライムローンの不良債権化を抱えており、一気に未曽有の経済危機に陥ってしまう。そこには、1980年代以来、アメリカ金融界に巣食う恐ろしい落とし穴があった。

【注目ポイント】

本作は、米国の住宅ローンバブルがいかに生まれ、いかに破裂したのかをめぐるドキュメンタリー。

監督はチャールズ・ファーガソン、ナレーションは『ボーン』シリーズでおなじみのマット・デイモンが担当し、第83回アカデミー賞でドキュメンタリー長編賞を受賞するなど大きな評判を呼んだ。

本作では、世界レベルの経済大暴落の原因を突き止めるため、金融業界を代表するインサイダーや政治家、大学教授、ジャーナリストなど、キーパーソンとなる人物へインタビュー。アメリカ以外にアイスランドや中国でもロケを敢行し、徹底的なリサーチのもとあらゆる観点から真実に迫っている。

なお、本作には、金融危機をのうのうと生き延びる「悪党」も登場。一級サスペンス映画顔負けの現実に背筋が凍る作品に仕上がっている。

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