「韓国アニメがやばい…!」最高最恐の韓国ホラー映画(2)。”整形大国”が皮肉にも…闇を描く3D作品
text by 編集部
ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、韓国のホラー映画の中から5作品をチョイス。列車内で巻き起こる感染パニック、悪霊に憑りつかれた一家…。スリリングな展開に目が離せなくなる、韓国ホラーの傑作群をご紹介。今回は第2回。
(配信状況に関する情報は2022年12月時点のもの)
『整形水』(2020)
上映時間:85分
製作国:韓国
監督:チョ・ギョンフン
脚本:イ・ハンビン
キャスト:沢城みゆき、諏訪部順一、上坂すみれ、日野聡
【作品内容】
容姿にコンプレックスを抱く主人公・イェジはある日、顔を浸すだけで望み通りの容姿へと変えられるアイテム“整形水”を手に入れる。美への欲望に駆られて狂気に陥っていく、現代の闇を描いたサイコホラー。
韓国発のLINEマンガ『奇々怪々』の人気エピソードを映画化。監督デビュー作日本語吹替版キャストには、『ルパン三世』シリーズの三代目・峰不二子を務める沢城みゆきら人気声優が務めた。
ミミカ・モーフ 推薦コメント
ホラーでも珍しい、フル3Dアニメで描かれた新しさを感じるホラー映画。外見にコンプレックスを抱く女性が不思議な美容液、整形水によって、誰もが認める美しい外見を手に入れる。それによって、見える世界が変わり、美に囚われていく…。といった内容だ。
シナリオ的には『世にも奇妙な物語』や、『週刊ストーリーランド』といった日本のテレビ番組を想起させる作風である。美容大国・韓国において、整形を題材にしているところはどこか皮肉じみており、結末が想像しやすいように思えるが、少しでもそう感じた方は、騙されたと思って是非ご覧いただきたい。
正直、3D映像としてはまだまだ粗削りな部分もあるが、韓国は成長の早い国なので、今作が世界中を驚愕させる3Dアニメ映画を生み出すきっかけになるかもしれない。是非ともそれがホラー映画であることを陰ながら期待している。