「衝撃的におぞましい…」冬のおすすめホラー映画(4)。おもちゃが凶暴化!? クリスマスを恐怖に染め上げる
ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、冬を舞台にしたホラー映画の中から5作品をチョイス。ヨーロッパの伝説を基にした恐ろしい魔物、クリスマスに大混乱を巻き起こすモンスター…。寒い冬をより楽しむ、ホラーの傑作群をご紹介。今回は第4回。
(配信状況に関する情報は2022年12月時点のもの)
『クランプス』(2015)
上映時間:98分
製作国:アメリカ
監督:マイケル・ドハティ
脚本:マイケル・ドハティ
キャスト:エムジェイ・アンソニー、アダム・スコット、トニ・コレット、アリソン・トルマン、デヴィッド・ケックナー、コンチャータ・フェレル、クリスタ・シュタートラー
【作品内容】
家族や親戚たちとクリスマスイブの夜を過ごした少年マックスは、翌朝豪雪で家に閉じ込められてしまう。やがて不審な物音が聞こえ、姉や従兄弟が姿を消し、一同は不審な現象に見舞われ始める。
ヨーロッパのなまはげとも言われる伝説の魔物“クランプス”を題材にした絶叫ホラー。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどを手掛けたWETAデジタルがVXFを担当し、不気味なクリーチャーを作り上げている。
ミミカ・モーフ 推薦コメント
今作はヨーロッパ中部で語り継がれる伝説の魔物「クランプス」をモチーフに描いたサスペンスホラー。
クリスマスイブに集まった親戚一同は、大雪で家に閉じ込められる。そんな中、家族の因縁がサンタクロースの影の存在・クランプスを呼び寄せてしまう。
今作の見所は、なんと言ってもクリスマスプレゼントのオモチャをモチーフにしたクリーチャーたちの存在だ。びっくり箱ピエロ、数で襲い来るジンジャーマンクッキー、ぬいぐるみやロボットたちは凶暴化。独特なクリーチャーデザインで人を丸呑みにするサマには戦慄をすること間違いなし。
まさかオモチャが凶暴化するなんて…。怖いイメージとは程遠い、クリスマスを恐怖に染めあげる斬新な発想は、観ていてまったく飽きない。“ユニークかつおぞましい”という評言がピッタリの一品だ。
個人的には、どの家庭でも、クリスマスの日には本作を観る、という風習が根付かないものかと思っている。まさにクリスマスホラーと呼ぶに相応しい映画となっている。
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