歴史を変えた韓国映画。「アカデミー賞歴代作品賞」高評価ランキング【8位】世界が絶賛! アジアが産んだ傑作は?
text by 編集部
先日、第95回アカデミー賞のノミネート作品が発表された。今年の開催日は3/12日(現地時間)。授賞式が間近に迫る中、一体どの作品が作品賞の栄冠に輝くのか、注目が集まっている。今回は、アメリカ最大級の映画データベースサイト「IMDb」のスターレイトを参考に、歴代の作品賞受賞作品94本の中から、評価の高い作品をご紹介。今回は8位をチェック。
8位『パラサイト 半地下の家族』(2019年)
監督 : ポン・ジュノ
主演 : ソン・ガンホ、イ・ソンギュン
外国映画として初めての作品賞(通常は米国または英国映画が独占する部門)を受賞し、歴史に名を残した映画『パラサイト 半地下の家族』は、2010年代における最高の作品賞受賞作として名高い一品だ。
半地下住宅に暮らす4人からなるキム一家は、全員失業中。 ある日、長男ギウの友人ミニョクが、留学中に家庭教師のバイトを代わってほしいと仕事の話を持ちかける。豪邸に住むパク一家で家庭教師の職を得たギウ。徐々にパク一家の中に馴染んでいくキム一家だが、家の屋敷の中にある、暗い秘密を発見してしまい、かりそめの秩序は崩壊していく…という筋立てのダークでコミカルなスリラー映画である。
本作は驚くほど独創的で、観客の心を掴む映画であり、笑い、悲しみ、緊張、興奮など、様々な感情を一気に味わわせる。
アメリカのレビューサイトであるMetacriticでは、批評家の平均評価が非常に高く、100点中、96点の高評価を得ている。その点を踏まえると、IMDbの10点中8.5点という数字は、少し辛めの評価に思われる。
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