もし『僕のヒーローアカデミア』が実写化したら? 妄想キャスト予想(8)恐ろしく冷徹な最凶のヴィランは?
「週刊少年ジャンプ」で人気を博した、堀越耕平による漫画『僕のヒーローアカデミア』は、ほとんどの人が超常能力“個性”を持つ超人社会で“無個性”の主人公が、ヒーローを目指して成長していく物語だ。今回は、「もし実写化されたら」というテーマで個性豊かなキャラクターの”妄想”キャスティングをお届けする。第8回。(文・ふくだりょうこ)
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難しいキャラクターを演じられる演技力に期待
荼毘(だび)
演じるなら、この人!
~伊藤健太郎~
敵(ヴィラン)連合の1人であり、物語の序盤から最終盤まで、デクたちの前に立ちふさがる荼毘(だび)。
その正体は謎に包まれており、アクの強い敵連合の中でも、なかなかつかみどころのない人物でもある。特徴のひとつとして挙げられるのは口の悪さ。どちらかと言うと、周りの人と距離を保つためにわざとそのような言葉を選んでいるのではないかとも感じさせる。
その言葉選びに反して冷めたような行動が多いが、言動の端々に孤独を感じさせるのも荼毘のキャラクターとしての魅力かもしれない。
そんな荼毘には伊藤健太郎をコンバートしたい。伊藤といえば、むしろ太陽のような明るい役柄のイメージが強いかもしれない。
敵連合に与する者は、各々が複雑な経歴を持っているが、荼毘もまたその1人。恐ろしく冷徹でシニカルな反面、元来の彼は明るい気質だった。光が強ければ強いほど影もまた濃くなるように、現在の在り様は、元来の明るい気質に暗い影を落としたものに思える。
最終決戦において、荼毘は”復讐”を完遂させるため、これまで隠していた本名を明かす。以降の彼は、狂気を全面的に打ち出したアッパーな性質が露わになる。
伊藤には、ベースとしてのハツラツさがあること、そして私生活のトラブルを乗り越えたことで、荼毘のようなヴィランの芝居はより深みが増すことだろう。ぜひ演じる中で、その明るさがある故の影というものを表現してみてほしい。
(文・ふくだりょうこ)
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【了】