最も泣ける日本の青春ドラマは? 世代を超えて愛される名作(3)すべての台詞がグッとくる…永久不滅の傑作

青春ドラマには名作が多い。そこで今回は世代を超えて愛される青春ものを5本セレクト。「私もこんな青春を過ごしたかった」と思わずにはいられない、珠玉の作品だけを選んだ。ストーリーの内容と見どころを解説する。第3回。(文・菜本かな)

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大人になって観ると味わいが増す

『野ブタ。をプロデュース』(2005、日本テレビ系)

山下智久
山下智久【Getty Images】

脚本:木皿泉
キャスト:亀梨和也、山下智久、堀北真希、戸田恵梨香

【注目ポイント】

 「この世のすべてはゲームだ」と考えていた文武両道の修二(亀梨和也)が、スクールカースト下位の彰(山下智久)とともに、いじめられっ子の信子(堀北真希)を人気者にプロデュースするために奮闘していくドラマ。

 『野ブタ。をプロデュース』は、青春のキラキラした部分よりも、どちらかと言うとじめっとした部分にスポットを当てている作品だと思う。それなのに、大人になってから観ると、その暗ささえもなんだかキラキラして見えたりして。コロナ禍で再放送されていたときに改めて観たのだが、ちょっぴり不思議な感覚になったのを覚えている。

 また、脚本家の木皿泉氏が紡ぐ台詞の一つひとつがとにかく美しくて心にグッとくるので、そのあたりにも注目してみてもらえたら嬉しい。

(文・菜本かな)

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【了】

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