もっとも感動した恋愛ドラマは? 後世に語り継ぐべき名作(2)人生が変わるほどの衝撃…ブームの火付け役は?

text by 菜本かな

フィクションにおいて「恋愛もの」といえば王道中の王道ジャンル。今回はそんな直球テーマの中でも、最高の恋愛ドラマを5本セレクト。切ない展開に涙する感動作から胸キュンシーンに心が沸き立つラブコメディまで珠玉の名作をご紹介する。第2回。(文・菜本かな)

—————————

『失恋ショコラティエ』(2014、フジテレビ系)

石原さとみ
石原さとみ【Getty Images】

脚本:安達奈緒子、越川美埜子
キャスト:松本潤、石原さとみ、水川あさみ、水原希子、溝端淳平、有村架純、加藤シゲアキ(NEWS)、佐藤隆太、竹中直人

【注目ポイント】

 石原さとみがさらにブレイクを果たすきっかけになったドラマ『失恋ショコラティエ』。本作は、主人公のショコラティエ・爽太(松本潤)が、チョコレート好きの小悪魔女子・サエコさん(石原さとみ)を振り向かせるために奮闘するラブストーリーなのだが、とにかくサエコさんがめちゃくちゃ可愛かった! 今もなお続いている“あざとかわいい”の火付け役になったといっても過言ではないだろう。

 当時、サエコさんが着用していたコートや、ニーハイブーツなどが街に溢れていたのを憶えている。また、わたし自身、『失恋ショコラティエ』を観る前と観たあとでは、恋愛観が大きく変化した。

 たとえば、メールはすぐに返さない方がモテる! と思っていたのだが、サエコさんが「わたしは返したいときにすぐ返しますよ。返事が遅れて喜ぶ人はいないだろうし」と言っていたので、返したいときに返すようになったし、爽太の「(男ウケ狙ってますっていうのが)見え見えだから、可愛いんじゃん。見えなかったら、可愛いって思えないよ。男って鈍いからさ、見え見えくらいがちょうどいいんだって」という言葉を聞いたときは、目からウロコが落ちた。

 そのほかにも、“モテ”についていろいろと考えさせられるシーンが多いので、恋愛で悩んでいる人にぜひオススメしたい。

(文・菜本かな)

【関連記事】
もっとも感動した恋愛ドラマは? 後世に語り継ぐべき名作(1)
もっとも感動した恋愛ドラマは? 後世に語り継ぐべき名作(3)
もっとも感動した恋愛ドラマは? 後世に語り継ぐべき名作(全紹介)
【了】

error: Content is protected !!