冬ドラマ、最も色気のある俳優は? 最高の“メロいキャラ”(5)瞳の演技が最高…視聴者を虜にする魅力とは?

text by 苫とり子

冬ドラマも盛り上がっている。毎回目が離せない考察系から主人公に共感しながら楽しめるお仕事系ドラマまで、幅広いジャンルの作品がしのぎを削っている。そこで今回は、ドラマライターが、今期もっとも視聴者を夢中にさせている男性キャラを5人セレクト。魅力を解説する。第5回。(文・苫とり子)

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人情味が溢れる瞳の演技にメロメロ

赤楚衛二(灰江七生)『相続探偵』

赤楚衛二
赤楚衛二【Getty Images】

「こんな赤楚衛二、初めて!」と多くの人が感じたに違いない。『相続探偵』(日本テレビ系)は赤楚演じる元弁護士の探偵“ハイエナ”こと、灰江が相続にまつわるトラブルを、休学中の医大生・令子(桜田ひより)や、元警視庁科捜研のエース研究員・朝永(矢本悠馬)とともに解決していくミステリー。

『ケイゾク』や『SPEC』シリーズ(ともにTBS系)を生み出した西荻弓絵が原作、脚本を務めており、とにかくキャラが濃い。灰江もコーヒー豆をそのまま貪る、飄々としていて何を考えているか分からないクセ強な役だ。実写化すると寒くなりそうなのに、赤楚はしっかりと役をモノにしている。

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 メロいポイントは、その多彩な表情。基本的には掴みどころのない笑顔を浮かべているが、時折、憂いや人情味が溢れるのだ。これまでの出演作もそうだが、赤楚はやはり瞳の演技が素晴らしく、そこに様々な感情を映し出す。

 特に印象的なのは、「死人に口なし」という言葉を聞くたびに鋭くなる眼球。何があったんだろう? もっと知りたい! と視聴者に思わせる吸引力が何よりの魅力。赤楚の新たな代表作となることは間違いなさそうだ。

(文・苫とり子)

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【了】

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