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お金の知識が身につく! マネーゲーム映画(3)。「強欲は善だ!」社会現象を起こした名作とは?

text by 編集部
Getty Images

お金は人の幸福度を左右する大切な要素である。お金がなければ食べ物を買うこともできないし、家に住むこともできない。つまるところ、お金は人の生活と切っても切り離せない。今回は映画を通して経済や金融について学べる映画を5本ピックアップ。緊張感みなぎるマネーゲームに手に汗握ること必至の名品ばかりを揃えた。今回は第3回。

●欲望のままに生きる投資家の栄光と没落を描いた「元祖金融サスペンス」

『ウォール街』


出典:Amazon

監督:オリバー・ストーン
脚本:オリバー・ストーン、スタンリー・ワイザー
出演:マイケル・ダグラス、チャーリー・シーン、ダリル・ハンナ、マーティン・シーン、ハル・ホルブルック、テレンス・スタンプ

【作品内容】

金融業界で一攫千金を夢見る若き証券マン・バドは、業界のフィクサー的存在である投資家・ゲッコーに取り入ろうと、父の勤める航空会社の内部情報を故意に流出させる。インサイダー取引によって大金を手に入れたバドは、その後も誘われるままに違法行為に手を染めていくがー。

【注目ポイント】

本作は、『JFK』などの社会派ドラマを手がける名匠オリバー・ストーンによる金融サスペンス。冷酷な投資家・ゲッコーをマイケル・ダグラスが、若き証券マン・バドをチャーリー・シーンが演じ、ダグラスは本作でアカデミー賞主演男優賞を受賞した。

本作の注目は、なんといっても主人公・ゴードン・ゲッコーだろう。本作が公開された1987年は、日本全体が好況に沸いていたバブル経済の絶頂期。「お金こそすべて」と豪語し、自らの欲に忠実に生きるゴードン・ゲッコーの生き様は、投資に熱中するサラリーマンやOLを魅了した(アメリカでは、投資銀行への入社希望者が増えたという話もある)。

なおストーンは、2010年に続編となる『ウォールストリート』を制作。こちらでは、詐欺罪で出所後のゲッコーを軸に、リーマンショックで混乱する世界が描かれている。こちらも併せてチェックしたい。

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