最も演技が良かった“フジ月9”でヒロインを演じた女優は?(2)魅力爆発…お茶の間が恋焦がれた女性は?
text by 菜本かな
フジテレビ系列の月曜9時枠のドラマといえば、名作ドラマの宝庫。ラブストーリーを中心に制作していた時期もあったことから、女性が憧れる女性像のアイコンとして多くの女優が台頭してきた。今回は、”月9ドラマ”の中でも最も魅力的だったヒロインを5人セレクト。代表作とも呼べる名キャラクターたちをご紹介する。第2回。(文・菜本かな)
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何度もタイムスリップしてまで取り戻したくなるヒロイン
長澤まさみ(吉田礼)
『プロポーズ大作戦』(2007)
脚本:金子茂樹
キャスト:山下智久、長澤まさみ、榮倉奈々、平岡祐太、濱田岳、藤木直人
【注目ポイント】
『プロポーズ大作戦』(2007)は、とにかく長澤まさみの魅力が全開のドラマだった。まさに、THE青春ドラマのヒロイン! という感じ。「礼みたいになりたい〜!」と、何度思ったことか。主人公・岩瀬健(山下智久)にずっと恋焦がれられているところも含めて、みんなの憧れのヒロインだった。
吉田礼の親友・奥エリ(榮倉奈々)は、恋愛に積極的で果敢にアクションを起こしていくが、礼は、大好きなはずの健の前でなかなか素直になることができない。そういういじらしさに、「分かる、分かるよ」と感情移入していた人も多いのではないだろうか。
“山Pが、何度もタイムスリップしてまで取り戻したくなるヒロイン”としての説得力も、長澤が生み出したものだと思う。
(文・菜本かな)
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