最も教師役が上手かった女優は? ドラマ史に残る名演(5)唯一無二の魅力…日本中から愛された熱血教師は?

text by shuya

学校を舞台にしたドラマといえば、名作の宝庫。個性豊かな教師と生徒たちが織りなす物語に、誰しも心に残る思い出の1本があるのではないだろうか。時に温かく、時に厳しく生徒の成長を見守る先生は、ドラマの要と言える。今回は、教師を演じた女優を5人セレクト。生徒だけでなく視聴者からも愛された名教師を紹介する。第5回。(文・shuya)

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日本中から愛された熱血教師

仲間由紀恵『ごくせん』(日本テレビ系)

女優の仲間由紀恵
仲間由紀恵【Getty Images】

 仲間由紀恵が主演を務めた『ごくせん』(日本テレビ系)は、学園ドラマの中でも特に高い人気を誇る作品だ。本作は、森本梢子の人気コミックを原作とした作品で、2002年に第1シリーズが放送されて以来、長年にわたってシリーズ化された。

 仲間が演じた教師役は、普段はおっとりとした優しい性格だが、実は名門極道一家の跡取り娘という異色の経歴を持つ山口久美子(通称・ヤンクミ)である。物語では、不良生徒たちが集まるクラスの担任となり、彼らを信じ抜きながら更生させていく姿が描かれる。

 仲間の演技の魅力は、コミカルな姿と生徒を苦しめる敵と真っ向勝負する姿のギャップにあるように思う。普段はおっとりとした口調で生徒と接しながらも、いざとなれば圧倒的なカリスマ性を発揮し、愛する生徒を守るために大人たちと正面からぶつかる姿は、観ていて自然と胸がすく。

 また、コメディ色が強い『ごくせん』だが、仲間が親しみやすく人情味溢れる教師像を作り上げたことで、ヤンクミは厳しさと優しさのバランスが絶妙に取れたキャラとなっている。『ごくせん』シリーズでは、生徒役に松本潤や小栗旬、亀梨和也など今では一流の俳優陣がキャスティングされているが、長きに渡って愛される作品になったのは、ひとえに、ヤンクミという唯一無二のキャラクターと仲間の芝居のおかげだろう。

 生徒たちを決して見捨てず、どんな時でも信じ続ける彼女の姿勢は、理想の教師像の一つとして今なお語り継がれている。

(文・shuya)

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