『御上先生』で最も演技が良かった若手俳優は? 株を上げた才能(3)超優秀…偉大なる父と異なる個性を発揮
text by 望月悠木
最終回を迎えた日曜劇場『御上先生』(TBS系)。本作は、官僚派遣制度によって進学校・隣徳学院の担任教師を務めることとなった、東大卒のエリート文科省官僚・御上孝(松坂桃李)が、生徒達に「考えること」の重要性を説きながら、学校側の闇を暴くヒューマンドラマ。今回は、今後の出演作にも期待の若手俳優5人をまとめたい。第3回。(文:望月悠木)
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父親に負けない絡み方?
窪塚愛流(演・次元賢太)
次元賢太役の窪塚愛流にも期待したくなる。大人しいしっかり者が多い3年2組の中で、次元は明るく誰とでも積極的に絡むムードメーカー。神崎をはじめと、いろいろな登場人物と絡み、次元自身だけではなく共演者から高校生らしさを引き出しているように見受けられた。
また、その絡み方も“ダル絡み”にはならない丁度良さがあり、見ていて楽しめた。「相手が嫌がらない絶妙なラインを見極めながら関わっているのかな?」と思わせるコミュニケーション術は、ただのお調子者ではなく名門・隣徳学院に通う優秀な生徒の1人であることを感じさせた。
『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)をはじめ、独特なキャラを多く演じてきた父・洋介が息子の演技スタイルに与えた影響は大きいのかもしれない。一方で、どこか他者を寄せ付けない雰囲気を放つ役を演じる機会が多い洋介とは異なり、次元という親しみやすい役どころを見事に演じ切ったことを鑑みると、愛流には父親とは重なる部分がありながらも別の魅力があるように思える。
“窪塚洋介二世”ではなく、俳優・窪塚愛流としての今後のキャリアから目が離せない。
※日曜劇場『御上先生』は、U-NEXT独占で全話配信中。
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