最も演技が上手い元乃木坂46メンバーは? 芝居が光る宝石(5)魅力がすごい…グループを牽引した“聖母”は?
乃木坂46の卒業生たちが俳優業で活躍中。今回はグループ卒業後、俳優業でさらなる才能を見せつける5人をフィーチャ―。それぞれの個性を伸ばし、映画、ドラマ、演劇とそれぞれの分野に欠かせない存在となっている彼女たちの魅力に迫ってみたい。第5回。(文・小松加奈)
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難役をものにする抜群のセンス
深川麻衣
乃木坂1期生
生年月日:1991年3月29日
在籍期間:4年9ヶ月
選抜回数:12回
代表作:映画『パンとバスと2度目のハツコイ』(2018)
グループ在籍時は“聖母”とも呼ばれるほど、優しさと献身ぶりでメンバーにもファンにも愛されていた深川麻衣も、卒業後、俳優業で着実に成長を続けているメンバーの一人。
乃木坂46卒業後初の主演舞台となった『スキップ』(2017)では、知らない間に25年の年月を“スキップ”していた女子高生という難役に挑み、当時、稽古中の深川の成長ぶりに周囲が舌を巻いていた。2018年度後期のNHK連続テレビ小説『まんぷく』で朝ドラデビュー、2021年放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』では単独大河出演を果たし、ファンから「感無量」「感慨深い」「一歩一歩躍進しているな〜すごい」と称賛の声があふれていた。
2022年からは人気刑事ドラマシリーズ『特捜9』にレギュラー出演。昨年は遊川和彦脚本のラブストーリー『アイのない恋人たち』でメインキャストを務め、サスペンスドラマ『彼女たちの犯罪』で主演するなど、幅広い作品に出演していることも彼女の俳優としての魅力のなせる業なのだろう。
今泉力哉監督による映画『パンとバスと2度目のハツコイ』(2018)では初主演を務め、第10回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞を受賞した深川。映画でも出演だけでなく主演作が増え、2023年には元SDN48・大木亜希子の実録私小説を映画化した『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』で、やさぐれ感満載のアラサー女子を等身大の演技で好演。
今年1月公開のスリラー映画『嗤う蟲』では、都会から離れた村に夫とともに移住した妻を演じ、母としての顔も演じてみせた。今年6月6日公開の映画『ぶぶ漬けどうどす』では京都が好きすぎるあまりに暴走する主人公を演じるなど、彼女の躍進はまだまだ止まらない。
(文・小松加奈)
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