最も興奮した「キスシーン」のあるドラマは? 伝説の名場面(3)これは惚れる…視聴者悶絶の“冷蔵庫キス”とは

text by 菜本かな

ラブストーリーには欠かせないものといえば、“キスシーン”。ドラマを観ていて、もっともドキドキする瞬間だ。今回は、数あるラブストーリーから、思わずキュンキュンしてしまう最強のキスシーンをピックアップ。真似できるかはさておき、恋愛する上で覚えておきたいロマンチックなテクニックを紹介する。第3回。(文・菜本かな)

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匂わせ感ゼロのナチュラル大人キス

『着飾る恋には理由があって』(2021、TBS系)

川口春奈
川口春奈【Getty Images】

脚本:金子ありさ
キャスト:川口春奈、横浜流星、丸山隆平、中村アン、飯尾和樹、山下美月、高橋文哉、黒川智花、赤ペン瀧川、生瀬勝久、向井理、夏川結衣

【注目ポイント】

 キッチンカーキス(※キッチンカーのドア越しにするキス)や、ランドリーキス(※洗濯物を干している最中のキス)など、数々の名キスシーンを生み出した『着飾る恋には理由があって』。そのなかでも、わたしが「やっっば!」と思ったのは、ヒロイン・真柴(川口春奈)と駿(横浜流星)による冷蔵庫キス。

 このキスが行われた第2話の時点では、真柴と駿はまだ付き合っているわけではない。しかし、お互いの心のモヤモヤを吐き出したあと、冷蔵庫のなかにあるものを取ろうとしたら、ごく自然に目が合い、その流れでキスを…。「なんだ、この大人のリアルが詰まっている感じはぁぁ!」と大興奮したのを覚えている。

 だいたいのキスシーンは、する前に「来るぞ、来るぞ…」という“匂わせ”がある。そのため、こちらもある程度の心の準備が出来上がっているのだが、冷蔵庫キスはまったくの想定外。予期せぬキスをしたあとの2人のちょっと焦る感じも、リアルが詰まっていて良かった。ロマンティックなキスシーンももちろん素敵だけれど、こういうナチュラルなキスシーンも需要があるはず!

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【了】

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