『ドラゴンボール』の“実は最強のチートキャラ”は?(1)フリーザ超えの強者を量産可能…究極の逸材は?

text by ZAKKY

『ドラゴンボール』において最強の名を欲しいままにする者は、悟空やベジータのみと思われがちである。しかし、圧倒的能力や規格外の設定を有しながらも、光を浴びることのない者たちが存在する。今回は、“実は最強”の異端キャラクターたちにフォーカスし、戦闘力では測れない強さや、その魅力を紐解いていく。第1回。(文・ZAKKY)

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人造人間セルを生み出した天才科学者

人造人間20号(ドクター・ゲロ)

『ドラゴンボールZ』
『ドラゴンボールZ』【Getty Images】

 悟空が少年期に壊滅させた悪の組織・レッドリボン軍の残党である、天才科学者・ドクター・ゲロ。彼は悟空への怨みから、宇宙の帝王フリーザよりも強い人造人間たちを作り上げ、自らも人造人間と化した。さらに、悟空やピッコロ、サイヤ人などの細胞も採取し、合成した人造人間・セルをも作り上げ、地球をかつてない恐怖に陥れた。

 ここでは彼自身が最強と言いたいのではなく、人造人間20号がセルを作った手法をリピートすれば、最強キャラを量産できるのではないか? という説を唱えたい。

 人造人間編に突入した際、筆者は「ちょ…、宇宙の帝王・フリーザよりつえーやつ、地球人の科学者が作れんのかよ!?」と、世界中のファンが総ツッコミをした読者の1人であった、あの夏の日(確か)を筆者は忘れない。何にしろ、彼と同じ天才科学者であるブルマが感心したほどの逸材であったことは、間違いない。

 ちなみに、人造人間16号はドクターゲロの死んだ孫を模して作ったという裏設定もあり、性格は優しく穏やか。

 また、鳥山明氏が原作を担当した映画『ドラゴンボール 超 スーパーヒーロー』(2022)には、ドクター・ゲロの孫である、ドクター・ヘド少年が登場し、セルMAXを作り上げる。しかし、ヘドはいいやつである。

 おそらく、ドクターゲロも、自身の息子が不条理な死を遂げたことにより、悪の道を歩んでしまったのではないか…という、それこそ裏設定を考えてしまう次第だ。

(文・ZAKKY)

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