日本はもちろん、世界中で愛される名作コミック『SLAM DUNK』。今回は、同コミックのベストバウトの１つ「陵南高校戦が実写化されたら誰がキャスティングされるのか？」という趣旨で妄想配役。主人公を陵南のエース・仙道彰にしてみるという筆者の願望も込めて解説する。第8回。（文・ZAKKY）

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孤高の点取り屋

福田吉兆

演じるならこの人！
〜柄本佑〜

　前置きとして、この福田吉兆というキャラクターについて解説したい。彼は、かつて試合中に、陵南の田岡監督にちょっとした暴力を振るい、部活謹慎処分を受けた男である。そして、湘北VS陵南戦の直前に復帰し、ポジションはフォワ―ドで、名スコアラー（点を獲りまくる人）として、大活躍する。

　この隠れキャラの登場の仕方は本当に上手い。なぜなら、陵南は、仙道・魚住だけが主軸で、他の面子が弱いイメージがあったからだ。しかも、ポジション的にマッチアップするのは、原作の主人公・桜木花道。

　本題に戻ろう。福田吉兆役に柄本佑をイメージしたのは、顔や雰囲気に近しいものがあると感じたからであり、どちらも、名バイプレイヤーだからだ。

　仙道と同学年で、ライバル意識を持ちながらも、仙道を尊敬をしている寡黙な男。ディフェンスは下手だが、圧倒的なオフェンス力の持ち主。名バイプレイヤーでありながら、時には主役を食う演技を見せる柄本佑にこの役を任せたら、見事な番狂わせ（主役を食う活躍）を果たしそうな気がしてならないわけなのだ。

　また、謹慎中にたまたま花道と、野外のバスケコートで遭遇して因縁ができるエピソードも、見ものである。

（文・ZAKKY）

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【了】