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受賞を逃してブチギレも…。アカデミー賞史上最高の名勝負(9)。思わず”放送禁止用語”…30年以上敗北を引きずるのは?

text by 編集部

映画はショービジネスである以上、出演する俳優陣も、失望や落胆、歓喜などの感情を隠すことに長けているはずではあるが、時に本音が漏れることもある。今回は、彼らのアカデミー賞受賞の裏に見える、本音の部分を知るために、アカデミー賞史上に残る名勝負をピックアップし、雌雄が決した瞬間のリアクションにフォーカス。英Independentの記事を参考に紹介していく。今回は第9回。

●30年以上敗北を引きずる…。衝撃の受賞結果に思わず放送禁止用語

サミュエル・L・ジャクソンVSマーティン・ランドー

左サミュエルLジャクソン1995年右マーティンランドー1995年Getty Images

【1995年第67回アカデミー賞 / 助演男優賞 ノミネート作品】
勝者:マーティン・ランドー(『エド・ウッド』)
敗者:サミュエル・L・ジャクソン (『パルプ・フィクション』)

クエンティン・タランティーノ監督の革命的な映画『パルプ・フィクション』で、信心に目覚める殺し屋を演じた、1948年生まれの黒人俳優サミュエル・L・ジャクソンと、ティム・バートン監督作品『エド・ウッド』で、実在するB級役者ベラ・ルゴシに扮した1928年生まれのマーティン・ランドーの、世代と人種を異にした対決の軍配は後者に上がった。

敗れたサミュエル・L・ジャクソンは、「shit“クソッ”」と、その悔しさを正直に露わにしている。一方、助演男優賞を見事射止めたマーティン・ランドーは、隣に座っている妻と抱擁し、大変嬉しそうにしている様子が伺える。

ちなみに、サミュエル・L・ジャクソンがアカデミー賞にノミネートされたのは、『パルプ・フィクション』のみ。ジャクソンは後年に受けたインタビューでも、自身が受賞にふさわしかったと、悔しさを滲ませており、勝負から30年近く経つ現在でも、未だに敗北を引きずっているようだ。

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