青山剛昌による大人気マンガ『名探偵コナン』。1994年より「週刊少年サンデー」（小学館）で連載、2025年4月に公開された劇場版最新作は、1カ月を待たずに興行収入が100億円を達成した。今回は、社会現象を巻き起こした本作が「実写化するとしたら」というテーマで人気キャラを妄想キャスティングする。第7回。（文・かんそう）

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安室透

演じるならこの人
～横浜流星～

　黒ずくめの組織のメンバー「バーボン」にして、公安警察のスパイという2つの顔を持つ安室透。名探偵コナンのキャラクターの中でも女性人気が高く、劇場版22作目『ゼロの執行人』では、あまりの熱狂ぶりに「安室の女」というネットミームが生まれたほどだ。

　中途半端なキャスティングでは、たちまちファンから消し炭にされてしまう危険性すらある安室。

　そこで私が推薦したいのが、現在大河ドラマ『べらぼう』（NHK）で主演を務め、映画『正体』（2024）で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞にも輝いた今最もノッている俳優・横浜流星だ。

　前述した映画『正体』では、殺人の冤罪を晴らすために様々な人物に成り代わり潜伏生活を続ける青年・鏑木慶一を演じ、その演技力の高さを全国、いや世界に知らしめた。

　さらに、中学3年生で極真空手世界一になるほどの身体能力を誇り、どんなに激しいアクションだろうが己の身一つで演じるなど、潜入から激しい戦闘までこなす安室にうってつけの人物だ。

　個人的には、劇場版20作目『名探偵コナン 純黒の悪夢（ナイトメア）』（2016）での赤井秀一との戦闘シーンを松坂桃李×横浜流星で再現してほしいと願っている。

（文・かんそう）

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