春ドラマでもっとも株を上げた俳優は? ベストアクター(5)巧みな演技で大ブレイク…“顔面力”で視聴者を魅了
text by まっつ
2025年の春ドラマも、定番の医療モノ、ラブストーリー、サスペンスから、一風変わった意欲作までバラエティに富んだラインナップとなっている。各局がこぞって良作を生み出すのと同時に、作中で異彩を放つ俳優が続々と現れている。そこで今回は、2025年春ドラマで株を上げた俳優を5人セレクトしてご紹介する。第5回。(文・まっつ)
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「男子高生ミスターコン」グランプリのブレイクスター
本田響矢『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)
今回の「株を上げた俳優」というテーマに最もふさわしいのが本田響矢だろう。『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)で地上波ドラマ初の主要キャラクターを演じ、帝国海軍の中尉である江端瀧昌役を担っている。相手役は芳根京子と、これまたピュアの塊のような女性だが、本田もその輝きに全く負けることのない初々しさを体現している。
演じている瀧昌は女性にあまり免疫がなく、少しの言動でドギマギしてしまう。表情がコロコロと変わったり、焦って心の声が漏れたりと、芳根演じる江端なつ美と同じくらいキュートだ。
そんな中でも、距離を少しずつ縮めていく二人。本田演じる瀧昌が決めるところは決めてくれるのだからかっこいい。第2話での初接吻のシーンはもちろん、きりりとした表情のまま耳元で軍事機密となることを明かしてしまう場面もどきりとする。
画面が寄れば寄るほど魅力的に感じてしまう、まさに“顔面が強い”俳優で、「男子高生ミスターコン2016」の面目躍如でもある。かわいさもかっこよさも同時に堪能できる本田は今春のブレイクスターと言っていいだろう。
(文・まっつ)
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