実はバチバチの不仲…“共演NG”の俳優たちは?(3)主演女優が拒絶…共演シーンが別撮りになった作品は?
ハリウッドの華やかな舞台の裏側には、時に“絶対に共演しない”とまで言われる深刻な人間関係のもつれが存在する。本稿では、スクリーン上の演技とは裏腹に、激しい口論や価値観の衝突、時には法廷闘争にまで発展したスターたちの「共演NGエピソード」を紹介する。人気俳優たちの知られざる舞台裏から、映画制作の現実と人間模様を垣間見てみよう。第3回。(文・編集部)
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シャロン・ストーン×ウィリアム・ボールドウィン
1993年に公開されたサスペンス映画『硝子の塔』で共演したシャロン・ストーンとウィリアム・ボールドウィン。華やかな映像の裏では、両者の間に深刻な不和があったことが、近年になって再び注目を集めている。
脚本家のジョー・エスターハスによれば、ストーンはボールドウィンとのキスシーンの直後に口を拭ったり、うがいをするなど、彼との身体的接触を極端に嫌がっていたという。さらに、あるシーンでは彼の舌を本気で噛んだとも伝えられている。また、監督のフィリップ・ノイスもインタビューの中で、2人の関係が極めて悪化していたことを認めており、一部のシーンはやむを得ず別撮りで対応せざるを得なかったと語っている。
2021年、ストーンは自身の回顧録の中で、本作のプロデューサーであるロバート・エヴァンスから、共演者との性的関係を求められるような圧力を受けたと暴露。そして2024年、その“共演者”がウィリアム・ボールドウィンであったことを名指しで告発した。
この発言を受け、ボールドウィンはSNS上で即座に反論。かつてストーンが自分に好意を抱いていたが、それを断ったことで今なお逆恨みされていると主張した。
こうした経緯を踏まえると、2人の関係が現在に至るまで修復されていないことは明らかである。実際に、両者がその後再び共演したという報道は一切なく、業界内でも“共演NG”と見なされているという声が根強い。
(文・編集部)
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