実はバチバチの不仲…“共演NG”の俳優たちは?(4)口論から交際へ…かつて理想のカップルと言われた2人
ハリウッドの華やかな舞台の裏側には、時に“絶対に共演しない”とまで言われる深刻な人間関係のもつれが存在する。本稿では、スクリーン上の演技とは裏腹に、激しい口論や価値観の衝突、時には法廷闘争にまで発展したスターたちの「共演NGエピソード」を紹介する。人気俳優たちの知られざる舞台裏から、映画制作の現実と人間模様を垣間見てみよう。第4回。(文・編集部)
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ライアン・ゴズリング×レイチェル・マクアダムス
映画『きみに読む物語』(2004)で恋人役を演じ、世界中の観客を感動させたライアン・ゴズリングとレイチェル・マクアダムス。しかしその撮影現場では、映画の甘いロマンスとは裏腹に、二人の間に深刻な不仲があった。
物語は身分の違う青年と裕福な家庭の娘が夏の避暑地で出会い、激しい恋に落ちる。しかし、親の反対や戦争、時の流れによって二人は引き離されてしまう…といった筋書きを持つ、ベストセラー小説を原作にしたラブストーリだ。
監督のニック・カサヴェテスによると、撮影初期の二人は険悪な関係だったという。そんな中、ゴズリングが大規模なシーンの撮影中、監督にマクアダムスを別の女優に替えてほしいと要求。150人以上のエキストラがいるなかでだ。
この事態にマクアダムスも激怒し、ゴズリングと別室で激しい口論を交わした。その後も順調とは言えなかったが、少しずつ関係は改善していった。
この一件はハリウッドの業界内でも話題となった。ところが、この衝突をきっかけに二人の関係性は変化を見せる。まさに映画の登場人物・ノアとアリーのように、ぶつかり合いながらも心を通わせていったといえるだろう。
驚くことに、撮影終了後、ゴズリングとマクアダムスは実生活でも交際をスタート。2005年から2007年までの約2年間、ハリウッドの理想のカップルとして注目を集めた。しかしその関係も長続きせず、破局。その後、復縁と別離を繰り返した末に完全に別れている。
それ以来、ハリウッドでの共演は一度もなく、現在に至るまで映画やドラマなどでの再共演の報道もない。このことから、業界内では実質的な共演NG状態にあるのではないかと噂されている。
(文・編集部)
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