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史上最高のSF映画は…? 一度は見たい空想科学映画の名作(3)。映画史に燦然と輝く金字塔、その超名作は?

text by 編集部
Getty Images

夜空を見上げると、美しい月や星が輝いている。手が届きそうなのに、多くの人がその場所に行くことはないと諦めている。しかし、子どもの頃に想像した世界に連れて行ってくれるのが映画だ。今回は、現実には起こりえないが、もしかすると宇宙の先には想像を超えた世界があるのではないかと思わせるSF映画を紹介する。今回は第3回。

●人類と宇宙をめぐる壮大な叙事詩。映画史に燦然と輝くSF映画の金字塔

『2001年宇宙の旅』


出典:Amazon

監督:スタンリー・キューブリック
脚本:スタンリー・キューブリック、アーサー・C・クラーク
出演:キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター、ダグラス・レイン

【作品内容】

400万年前、最古の人類である猿人は、謎の黒石板「モノリス」に接触したことで知性を経た人類は、ヒトへ進化を遂げる。それから時が経ち、2001年。「モノリス」の解明のため、史上初となる有人木星探査に乗り出す人類たち。しかし、宇宙船を制御する人工知能「HAL 9000」が突然反乱を起こしはじめたー。

【注目ポイント】

稀代の映画監督スタンリー・キューブリックと、20世紀を代表するSF作家の一人アーサー・C・クラークがタッグを組んだ本作。公開当初は難解との声も多かったが、その後、再評価され、SF映画の金字塔として映画史にその名を刻んでいる。

本作の特徴は、なんといってもその圧倒的な映像美だろう。元々カメラマンだったキューブリック。スリットスキャンや3Dホログラムといった最先端の映像技術を駆使して撮影された息を呑む映像の数々は、今見ても全く古びておらず、アナログ特有のリアルな質感すら感じられる。

そして、リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」やヨハン・シュトラウス2世の「美しき青きドナウ」など、随所にちりばめられたクラシックの名曲にも注目。その崇高な音楽は、本作の壮大な世界観に花を添えている。

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