海外版よりも面白い…史上最高の日本のリメイクドラマ(3)元々はコメディ? 容姿に自信を失った女の成長劇

text by Saki

韓国の映画やドラマは、世界各国で高い人気を誇り、多くの賞を受賞している。近年では、各国が韓国作品をリメイクする動きも活発であり、日本もその一つである。今回は、韓国作品を原作とした日本リメイク版を5本厳選し、それぞれの魅力と注目ポイントを紹介する。第3回。(文・Saki)

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外見に自信を失ったヒロインの再会と成長を描くラブコメ

『彼女はキレイだった』(カンテレ・フジテレビ系、2021)

中島健人
中島健人【Getty Images】

原作:『彼女はキレイだった』(2015)©MBC 脚本/チョ・ソンヒ
脚本:清水友佳子、三浦希紗
出演:中島健人、小芝風花、赤楚衛二、佐久間由衣ほか

【作品内容】

 佐藤愛(小芝風花)は、幼い頃は美少女で成績も優秀だったが、成長とともに容姿に自信を失っていった。ある日、幼なじみの長谷部宗介(中島健人)から連絡を受けて再会を約束するものの、自信が持てず会わずに帰ってしまう。そんな2人は、のちにファッション誌編集部で再び顔を合わせることになる。

【注目ポイント】

 本作は、韓国ドラマ『彼女はキレイだった』を原作とする日本版リメイクで、2021年に放送されたラブコメディ。舞台はファッション誌の編集部。W主演を務める中島健人と小芝風花の掛け合いが見どころとなっている。

「本当の美しさとは何か?」というテーマを軸に、外見にとらわれずに自分らしく生きることの大切さが描かれており、コンプレックスや自己肯定感に悩む人の心にも寄り添う内容となっている。

 原作は2015年に韓国で放送され、パク・ソジュンとファン・ジョンウムが主演を務めた大ヒット作。韓国版はキャラクターの個性がより際立ち、コメディ色も強いため、日本版と見比べて楽しむのもおすすめである。

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