2025年4月期の春ドラマも様々な作品で新たなスターや名作が生まれた。そこで今回は、「映画チャンネル」にて、「あなたが選ぶ、一番面白かった2025年春ドラマは？」というテーマで読者アンケートを実施し、100人以上から回答を得た。読者のアンケート結果とともに、視聴者から最も支持された作品をランキング形式でご紹介する。第3回。（文・編集部）

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視聴者を魅了した新しいサスペンス

3位『あなたを奪ったその日から』（カンテレ・フジテレビ系）

脚本：池田奈津子
演出：松木創、淵上正人、本間利幸、大﨑翔
出演：北川景子、大森南朋、平祐奈、阿部亮平（Snow Man）、仁村紗和、水澤紳吾、原日出子、鶴田真由、中原丈雄、筒井道隆

【注目ポイント】

　第3位にランクインしたのは、北川景子が主演を務めたドラマ『あなたを奪ったその日から』（カンテレ・フジテレビ系）。本作は、食品事故で最愛の娘を失った母・中越紘海（北川景子）が、事故の加害者である男の幼い娘を誘拐し、復讐を誓う…というセンセーショナルな幕開けで度肝を抜いた、サスペンスと家族愛が交錯するドラマだ。

　毎話ごとに張り巡らされた伏線と予測不能な展開が話題を呼び、放送終了直後にはSNS上で熱心な視聴者による考察や感想が飛び交った。

　視聴者の声をいくつかご紹介しよう。

「北川景子さんの圧巻の演技力が素晴らしかった」
「ヒロインの気持ちに強く共感できた」
「隠蔽も誘拐も絶対に許されないことだけど、それでも“娘への愛”からの行動だと思うと、心が揺さぶられた」
「毎回、次はどうなるのかとドキドキしながら見ていた」

　物語は単なる復讐劇にとどまらず、親としての苦悩や葛藤、人間の良心と罪の境界を丁寧に描き出していく。回を重ねるごとに明かされていく真相と、登場人物たちの複雑な心理描写は、視聴者の心を掴んで離さなかった。

　とりわけ注目を集めたのは、主演・北川景子の演技力。悲しみと怒り、母親としての慈愛、そして復讐に傾く心の闇までを繊細かつ力強く表現し、多くの視聴者から賞賛を浴びた。脚本の巧みさとともに、主演の存在感が作品全体の緊張感を支えていたことは間違いない。

（文・編集部）

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【了】