春ドラマ、ダントツで演技の上手さが光った俳優・女優は?(3)かわいいキャラから脱却…演技派へと進化した俳優
text by 編集部
2025年春ドラマを振り返るドラマ座談会を開催。今回は、3名のドラマライターが各自の推し俳優を5名ピックアップし、芝居の魅力を語りつくす。春季、もっとも胸を打つ芝居で輝いた役者とは? ドラマファン必見の座談会レポートをお届け。第3回。(文・編集部)
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千葉雄大『ダメマネ! ーダメなタレント、マネジメントしますー』(日本テレビ系)
―――その他、脇役で光っていた方などいますか?
あまの「『ダメマネ! ーダメなタレント、マネジメントしますー』(日本テレビ系)の千葉雄大さんが良かったです。個人的に日曜日は『ダメマネ!』がいちばんハマっったんですが、千葉さんは、川栄李奈さん演じる主人公の道子からずっと暴力をふるわれる、サンドバッグみたいな役どころで、ずっと可哀想なんです(笑)。瑠東東一郎さん演出のもとの川栄さんと千葉さんの掛け合いのテンポの良さと“押し引き”のバランスがすごく良かったです」
―――千葉さんといえば、“かわいい系”のキャラから年々、演技の振れ幅が広がっている気がします。
あまの「そうなんですよね。ちょっと偉そうな言い方になっちゃうんですけど、年々ビジュアルに頼らないというか、役者としての深みを増している方だなと思っていて。『ダメマネ!』でも、実は元々はマネージャーではなく芸人で…という背景と現在に至るまでの軌跡がしっかりと描かれていて、おふざけのシーンでも背負っているものを感じられるお芝居をしていたのが、個人的にすごく好感でした」
【出席者プロフィール:あまのさき】
アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。
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