海外版よりも面白い…史上最高の日本のリメイクドラマ(5)警察学校のコンビが事件に挑む…熱い人間ドラマは?
韓国の映画やドラマは、世界各国で高い人気を誇り、多くの賞を受賞している。近年では、各国が韓国作品をリメイクする動きも活発であり、日本もその一つである。今回は、韓国作品を原作とした日本リメイク版を5本厳選し、それぞれの魅力と注目ポイントを紹介する。第5回。(文・Saki)
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警察学校のコンビが事件に挑む、青春×サスペンス
『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系、2020)
原作:映画『ミッドナイト・ランナー』(2017)©Lotte CultureWorks Co., Ltd. and Movie Rock/脚本:キム・ジュファン
脚本:渡辺雄介
出演:平野紫耀、中島健人、伊勢谷友介、相川蘭子
【作品内容】
警察学校に入学した一ノ瀬次郎(平野紫耀)と本間快(中島健人)は性格も考え方もまったく異なるが同じ寮の部屋で生活を共にするうちに、徐々に絆を深めていく。厳しい訓練に向き合いながら成長していく2人は、ある日、事件を目撃する。学校で学んだ知識と持ち前の行動力だけを頼りに、捜査をするがーー。
【注目ポイント】
本作は、2017年に公開された韓国映画『ミッドナイト・ランナー』を原作とし、2020年に日本でドラマ化されたリメイク作品である。
主演は、当時ともに大きな注目を集めていた平野紫耀と中島健人。警察学校を舞台に、まだ正式な警察官ではない“未満警察”の学生たちが、知識と行動力を駆使して事件に立ち向かう姿を描いたサスペンスドラマだ。厳しい訓練や数々の試練を乗り越えるなかで育まれる二人の絆、そして成長していく過程には大きな見応えがある。
原作となった韓国版では、パク・ソジュンとカン・ハヌルの名コンビが息の合った掛け合いを見せ、リアルな社会問題を重厚なタッチで描いたことで高い評価を獲得。韓国映画評論家協会賞や大鐘賞などにもノミネートされた、話題のアクション・コメディである。
日本版では、緊張感あふれるストーリーや本格的なアクションに加え、警察学校ならではの青春模様が丁寧に描かれており、サスペンスと青春ドラマの両方を楽しめる点も魅力的だ。熱い友情や人間ドラマ、手に汗握る展開を求める視聴者に特におすすめの一本である。
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【了】