『相棒』20年以上未回収の伏線は? 放送開始以来の謎(3)ファンが待ち望む三代目相棒の再登場はいつ?
text by Naoki
2000年から放送を開始し、400話以上を数える国民的刑事ドラマ『相棒』は、劇場版も含めて長きにわたり愛され続けてきた作品である。その魅力の一つは、物語を彩る数々の伏線にある。中には未だ回収されていない謎も多く、ファンの間で語り継がれているものも少なくない。本稿では、その中でも特に注目度が高い5つの伏線を取り上げ、その背景と今後の展開への期待を探る。第3回。(文・Naoki)
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甲斐享の再登場
【注目ポイント】
三代目相棒としてシーズン11から13まで右京の隣に立った甲斐享。交番勤務から刑事に昇格したばかりの若手警察官で、偶然の出会いをきっかけに右京にその正義感を認められ、特命係に配属された。
しかしその行き着いた先は、“法で裁かれない悪人”に制裁を加えるという連続暴行事件──通称「ダークナイト事件」だった。享はついに右京に逮捕され、右京は彼の凶行を止められなかった責任を深く抱えつつも、互いに「再会」を誓い合った。
事件後、享の父である甲斐峯秋は特命係の直接的な上司となり、右京は享の恋人・悦子や、二人の息子である結平と交流を続けている。だがシーズン22「サイレント・タトゥ」では、享が獄中にあり、悦子とは籍を入れず、息子とも一度も会えていないことが明かされた。
俳優・成宮寛貴が芸能活動を再開した今、ファンの期待は高まる。もし歴代相棒が再集結することがあれば、右京と享はどのような再会を果たすのか。そして、長く離れていた家族との会話はどのようなものになるのか──その答えを待ち望む声は尽きない。
そして享は家族とどんな会話をするのか妄想が尽きない。
(文・Naoki)
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