プロ顔負けの実力…歌が上手くてビックリした俳優は?(4)歌唱力もレベチ…不思議な力を持つ天才俳優は?
演技はもちろん、歌までうまいなんて反則じゃない? スクリーンやテレビで活躍する人気俳優たちの中には、じつは“プロ級の歌唱力”を持つ人物が少なくない。ミュージシャン役で魅せる圧倒的な表現力から、ふとした歌声で人の心を震わせる癒し系まで…。今回は、そんな“歌声で心をつかまれた”実力派俳優5人を厳選してご紹介。そのギャップに、あなたも思わず沼落ちするかも…? 第4回。(文・野原まりこ)
——————————
漂う空気ごと聴かせる素晴らしき歌声
若葉竜也
【注目ポイント】
“歌うま俳優”を紹介する上で、若葉竜也の存在は外せない。これまで映画を中心に活動し、“知る人ぞ知る俳優”という、映画ファンのオタク心をくすぐる存在だった若葉竜也だが、ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系 2024)でとうとう世間に見つかってしまった…。それと同時に、映画ファンも知らずにいた一面が知れ渡る。
注目すべきは、同作で共演した俳優・大友律のInstagramに投稿された一本の動画。三瓶先生の手術着のまま、椅子にゆったりと腰かけ、サザンオールスターズの「TSUNAMI」など4曲を弾き語る若葉の姿が映されている。聴かせようとしているのかどうかすらわからない、飾り気のないその歌声。しかし、彼が歌い出すと、自然とその場の空気が“若葉竜也のもの”に変わってしまうような、不思議な力がある。
また先述した仲野太賀とのセッション動画で「葛飾ラプソディー」や「CHE.R.RY」を歌う、オフ感強めの2人が醸し出す空気は、さながら映画のワンシーンだ。
まるで猫を撫でているかのようにギターを弾く若葉竜也は何とも尊かった。音楽を愛でている様子がありありと伝わってくる。見ていると、そこだけに日がさしているような、なぜか縁側に座っているような心地良さに浸れるから不思議だ。
今後、スクリーンで若葉の魅力たっぷりの歌唱シーンを拝みたい…と思っているのは筆者だけではないはずだ。
(文・野原まりこ)
【関連記事】
・プロ顔負けの実力…歌が上手くてビックリした俳優は?(1)
・プロ顔負けの実力…歌が上手くてビックリした俳優は?(5)
・プロ顔負けの実力…歌が上手くてビックリした俳優は?(全紹介)
【了】